子どもに「岡山でよかった」と言ってほしい。Uターン転職で見つけた使命

両備グループサスティナビリティ本部
  • 総合職
  • 2021年入社
守りと攻めの両軸で、両備グループの未来を支えるサスティナビリティの現場

所属している部署では、サスティナビリティ、つまり持続可能性を追求するために、大きく2つの方向性でミッションを進めています。一つ目の軸は「守り」。変化する環境規制やステークホルダーからの要望に対応しながら、両備グループの事業継続におけるリスクをなくしていく取り組みです。具体的には、グループ全体での脱炭素推進の仕組みづくりや、グループの仲間へのインプット、意識向上に努めています。二つ目の軸は「攻め」。両備の事業のサスティナビリティと地域や社会のサスティナビリティを考慮しながら、事業の拡大が地域の課題解決に繋がるSX、つまりサスティナビリティトランスフォーメーションの実現に向けた新規事業創出や事業の価値向上に取り組んでいます。

私自身の仕事も、この守りと攻めの両軸に沿っています。守りの軸では、グループ全体の最適化に資する企画立案や、ボトムアップで改善提案を目指すプロジェクトを実践し、グループを横串で業務を実施しています。攻めの軸では、各社の企画に参画したり、外部の有用な企業とのマッチングを行うなど、グループ外にも情報や接点を広げながら、グループ会社との連携も模索しています。いずれの業務も一人でできるものではありません。いつもサスティナビリティ本部の仲間、そしてグループ各社・カンパニーの仲間と連携しながら進めています。

チームでの私の役割は、大きく2つあります。一つは経営層や各社、各カンパニーとコミュニケーションを取り、企画を実行していくこと。もう一つは仲間のアイデアや企画を実行に移していくことです。サスティナビリティ本部は新設部署でもあり、対象となる範囲も広いため、ルーティンのような既成案件は少ないのが実情です。だからこそ、どうすればグループのためになるかを常に考え、実行していくことが何より重要だと考えています。その実行こそが、私の役割だと捉えています。

仕事をする上で大事にしているのは、自分の人となりも知ってもらい、一緒に業務を遂行することです。サスティナビリティの取り組みは新しく、また範囲も広いため、直接お会いし、現場も拝見し、共に考え実行していくことが何より肝要だと考えています。また、お会いした方には少しでも有益になってもらえるよう、常に意識しながら関わるようにしています。

アパレル業界での挑戦と地元・岡山への想い

前職ではアパレル会社に勤めていました。従業員数は約400名、売上高は約180億円規模の企業で、日本国内だけでなく海外にも展開している会社でした。私が担当していたのは、生産工場との調整役や品質管理です。特に私の役割として多かったのは、新規商材の開発や新規先との取引開始でした。新しいことへのチャレンジ、そして相互理解へのプロセスは、この仕事を通じて本当に鍛えられたと感じています。

その中でも特に印象に残っているのは、過去に一度製品化されて廃版になった、アパレルではないアイテムの再開発プロジェクトです。十数年前のことで、社内には知見もほとんど残っていませんでした。しかも取引先は全くの新規。商談の場で交わされる言葉の意味すら分からない状態からのスタートでした。そこで私は、一からその業界のことを勉強し、取引先にも何度も足を運んで勉強させてもらったんです。1年強の開発期間を経て製品を販売したときには、社内で誰よりもその製品に詳しく語れる人間になっていました。この経験を通じて学んだのは、自分の仕事の範囲を「自分の会社にはそぐわない」と勝手に判断するのではなく、幅を持って取り組むことで新たな可能性が生まれるということです。またコミュニケーションを取りながら構築していくことで、仲間と味わえる達成感があることも知りました。この姿勢は、今の業務での取り組みにも活かされていると感じます。

そんなアパレル会社での充実した日々を過ごしていましたが、転職を決意したのは、地元である岡山へのUターンを考えたからです。地元が大好きで、地元や地域をよくしたいと思っている会社に就職したいと強く思っていました。私には3人の子供がいて、まだ小学生です。子供たちが岡山を好きになって、成長しても岡山でよかったと思ってほしい。そんな想いを抱きながら、地域に影響力のある会社を探していたとき、両備ホールディングスとのご縁をいただきました。

一から学び直す覚悟、そして成長の手応えを掴むまで

入社当初は正直、戸惑いの連続でした。前職では中途採用者がほとんどおらず、社員同士の顔も性格もわかっているような環境だったので、会議でも前提を省略したり、関係性で説明を省いたりすることが当たり前だったんです。専門用語も何の説明もなく使っていました。でも、両備グループは各社・各カンパニーで事業内容も異なれば、社員の背景もまったく違う。そこにサスティナビリティや脱炭素といった新しいワードが飛び交い、横文字も多い。誰でも分かるように伝えること、資料を作成すること、そして忙しい中で簡潔に伝えることに、入社当初は特に苦労しました。

そんな中で成功体験として忘れられないのは、グループの脱炭素の方針や仕組みの初期構想に関われたことです。前職の知識があるわけでもなかったので、本当に一から勉強して、アウトプットを繰り返す日々でした。でも、徐々に自分の言葉で語れるようになった時、確かな成長を感じたんです。あの瞬間は今でも鮮明に覚えています。

振り返ってみると、前職時代と比べて明らかに成長したと感じる部分があります。普段の業務でも構造的に考える習慣が生まれました。そして何より、考える対象、よくしたいと思える対象が自分や家族から、部署の仲間やグループ、さらには地域へと広がりが出てきた点が大きな変化だと思います。社内の研修や外部イベントの講師など、人前で話す機会も増えて、自分の言葉で説明することに慣れ、緊張しなくなったことも成長の一つです。ただ、Rフェスで、SDGsについてゲストの芸人の方と松田CSOと登壇して語った時は、さすがにものすごく緊張してしまいましたが。

前職の経験で活きているのは、制限をかけずにチャレンジする姿勢です。両備グループでは「夢」を語り、自分の思いを発信できる機会が多くあります。やりたいことにチャレンジしやすい環境が整っていると感じています。

地域と共に成長する未来へ
―新しい仲間と創る挑戦

短期的な目標として、私は両備グループ外の地域企業や住民の方々との接点をもっと増やしていきたいと考えています。現在も地域の有力企業や金融機関、自治体の方々との対話を重ね、イベントの共同実施や研究会での発表などを行っていますが、サステナビリティを地域で実践し、どうよりよくしていくかを考えて実践することに、さらにチャレンジしていきたいと思っています。一社だけの取り組みには限界があります。グループ外のみなさまと同じベクトルで取り組むことで、よりインパクトの大きなサステナビリティに資する取り組みができると期待しているのです。

中長期的には、両備グループの事業のSXで、事業性もあり、成長をし続けることで地域課題もスケール大きく解決できる、そんな事業の創出を仲間と一緒に手掛けていけると幸せだと感じています。経済的な成長と社会課題の解決を両立させながら、持続可能な未来を地域と共に創っていく。それが私の描く理想の姿です。

これから両備グループにジョインしてくださる方には、ぜひ自ら「夢」を持って、自分自身や事業、会社、そして地域を変えていきたいと思える方に来ていただきたいです。また、経営理念である忠恕――まごころからの思いやりを、お客様や仲間、自分の周りの人へ思い実践できる方と一緒に働きたいと思っています。新しいことにチャレンジしたいというマインドも大切です。インプットに前向きであること。先輩からも「インプットなきアウトプットはなし」とよく言われており、私も大事にしている考え方です。

115年の歴史を持ちながらも、新しいことにチャレンジする風土がある両備グループ。グループ経営方針の一つに「社員の幸せ」があり、経営層も含めて社員の幸せは何かを真剣に考えてくれています。みんなが社員の幸せを考え、提案し、実践できる会社です。この環境で、一緒に地域の未来を創っていきましょう。

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