守りから攻めへ100年企業の変革期に挑む財務の新しいかたち
- 総合職
- 2025年入社
私が所属しているのは、両備経営サポートカンパニーの財務本部企画部です。経理企画課とシステム課を担当する部署で、両備グループ全体を担うホールディングスの財務本部として「経営管理×DX×戦略化」を推進することがミッションとなっています。
現在、企画部部長として取り組んでいるのは、次期グループ統一会計システムの導入支援です。システム会社やベンダー、財務本部及びグループの財務関係者の方々にご協力いただきながら、プロジェクトとして推進しています。このシステム化によって、両備グループ全体の財務経理業務の標準化・効率化を実現し、合理的なBPO化を進めることを目指しています。また、事業部門システムの導入支援と徹底した自動会計連携の構築、ナレッジ蓄積の推進にも力を入れています。さらには、財務本部の人財育成や派遣管理、各種企画といった幅広い業務も担当しています。
仕事をする上で、私が大事にしているモットーは「ぶれない判断軸で付加価値を最大化し、その成果を数値で証明する」ということです。自身の生産性や効率化だけで判断するのではなく、関連する方々、つまり顧客や他部門の皆さんがWin-Winの関係になれるよう常に誠実に双方の立場で考えることを心がけています。そして、その成果については必ず数値でコミットすることを意識しています。
財務という仕事は、数字を扱うだけではなく、グループ全体の経営を支える重要な役割を担っています。だからこそ、ぶれない判断軸を持ち、関わる全ての人々にとって価値のある成果を生み出していくことが求められていると考えています。
新卒で入社したのはゲーム業界の会社でした。そこで上場企業における経理の基礎をしっかりと身につけることができたことは、今振り返っても本当に貴重な経験だったと思います。日次の仕訳処理から決算業務まで、経理として必要な土台を築くことができました。
その後、前職の教育業界に転職してからは、経理業務の枠を大きく超えた経験をさせていただきました。会計システムの刷新プロジェクトでは、部門間や外部ベンダーとの調整を通じて合意形成力が高まり、プロジェクト全体を俯瞰して判断する視座が身につきました。部分最適ではなく全体最適を意識した意思決定ができるようになったことは、大きな成長だったと感じています。さらに、シェアードサービスの立ち上げやアウトソーシングにも携わり、業務効率化や標準化の観点から課題を可視化し、仕組みとして改善を提案できるようになりました。経理実務とプロジェクトマネジメントの両面に携われたことは、キャリアとして大きな意味があったと思います。
しかし、アウトソーシング業務を経験する中で、ある思いが芽生えてきました。標準化された処理や部分的な業務が中心となるため、会社内部でできる価値発揮の機会に限界があると感じるようになったのです。これまでの業務で得た効率性や標準化の経験を活かしつつ、会社の事業理解を深めながら中長期的な目線で業務を改善し、経営に貢献したい。そんな思いが日に日に強くなっていきました。もう一度個社経理に軸足を戻し、より主体的に業務の幅を広げ、会社とともに成長していける環境を求めて、転職を決意しました。
入社後すぐに会計システムリニューアルプロジェクトに参画することになりました。グループ会社を含めた複数部署の調整が必要となる大規模なプロジェクトでしたが、前職で培った現場の声を丁寧に拾い、システム仕様に落とし込む姿勢を大切にしながら進めています。さらに前職で使っていたシステムへのリニューアルということもあり、経験値を活かしながらプロジェクトメンバーと協力することで、現時点でプロジェクトは遅延なくスケジュール通りに進行しています。
もちろん順風満帆だったわけではありません。入社後すぐのプロジェクト参画だったため、現場の業務理解が浅い状態でのスタートでした。さらに部署ごとの業種の違いや暗黙の運用が多く、現場ヒアリングやイレギュラー対応の洗い出し、部門間での認識合わせなどに苦労しました。加えてSAP特有の言い回しや処理があるため、現場メンバーの理解を深めるために実機を用いて理解を深める工夫なども行いました。
こうした挑戦の中で、前職の経験が大きく活きています。過去のシステムリニューアルの際に課題となったことを事前に洗い出し、そこで学んだ「巻き込み方」「伝え方」「合意形成の仕方」などを活かして、ポイントとなる箇所を早い段階で外部ベンダーやグループ内SEの方達、関連のステークホルダーの方達と認識合わせを行ったことで、各関係各所から協力をいただくことができています。
両備グループはグループ会社を含めると業種や慣習など様々です。だからこそ、机上で設計をせずに現場を理解することが成功の鍵だと考え、プロジェクトメンバーと一緒に業務分析を行い、理解したつもり、伝えたつもりで終わらせず、しっかりと双方が理解したかどうかまで踏み込んでいます。プロジェクトの成功はもとより、メンバーの育成も同時に検討できる余裕が持てるようになったことは、自分自身の成長を実感できる部分です。
まずは両備ホールディングス内の会計システムリニューアルプロジェクトを完遂することが短期的な目標です。その後、その経験を活かして対象となるグループ会社にも展開していきます。このプロジェクトは単なるシステム導入では終わらせたくありません。プロジェクトに関わってくださった全メンバーの成長の機会となるようなプロジェクトにしたいと考えています。
中長期的には、経理という部門の強みをさらに活かしていきたいですね。経理は全社のデータが集まる部門だからこそ、その強みを最大限に活用したいのです。関連各所と連携しながら、経理領域に留まらず、購買・販売・在庫管理など前後工程も含めた業務標準化やプロセス改善をリードして、グループ全体の業務最適化に挑戦したいと考えています。両備ホールディングスの財務本部には、普通の企業では得られない魅力があります。多業種の財務を理解できるため、キャリアの多様性が格段に広がるのです。
しかも両備グループは100年以上の歴史を持ちながら、現在は大胆な事業変革期を迎えています。「守りの財務」に留まらず、変革を加速させる「攻めの財務」を経験できる、非常に貴重なタイミングなのです。約50社のグループ会社を見るには、専門性だけでは足りません。多様な事業会社との調整力、情報収集力と分析力が必要です。そしてこれからはAIを駆使して、DXの視点を持った人が重宝されるでしょう。さらには「忠恕」、つまり真心からの思いやりを体現できる人が求められます。
今、両備ホールディングスの財務本部は「安定基盤×積極的な改革期」にあります。変化を恐れずゼロベースで物事をフラットに考えられる人、ポジティブシンキングな方と一緒に働きたいですね。この変革期に、共に成長していける仲間をお待ちしています。
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