日本唯一の完全個室バスに憧れて。楽しい思い出だけを届ける観光バス運転士の責任感

ニッコー観光バス株式会社
  • ドライバー職
  • 2025年度入社
乗り物酔いの辛さを知るからこそ。小学生からの夢を叶えた就職活動

学生時代、私はロードバイクのチームに所属していました。 平日は100kmの走行練習に加えてジムでのトレーニングを3時間、休日は150kmの走行練習を毎日行うという生活です。さらに、月に一回は500kmから1,000kmという長距離のレースにも挑戦していました。走行中にはさまざまなトラブルに見舞われることもありましたが、そのたび臨機応変に対応することで、問題解決能力と成功体験を積み重ねることができました。

学業面では情報科を専攻し、パソコンについて深く学んでいました。小学生の頃からパソコン部に所属していたこともあり、パソコンを使って何かを作ることに興味があったんです。プログラミングを学び、ゲームやホームページなどを自作で制作し、創作活動を楽しんでいました。

就職活動では、小学生の頃からの夢だった観光バスの運転士になれる会社を探しました。実は私、酔い止めが効かないほど乗り物酔いがとても酷くて、遠足や校外学習のバスで毎回酔ってしまい、行事を楽しむことができなかったんです。ですが、そんな自分だからこそ将来お客さまを酔わせない運転ができるんじゃないかと思い、観光バスの運転士になりたいと考えるようになりました。

ニッコー観光バス株式会社は、さまざまなタイプのバスを所有しており、関東一円を中心に活動しています。中でも入社の決め手となったのは、特別な内装が仮装された「アンピエッツァ」や「グレースドリーマー」という車両の存在です。グレースドリーマーは日本で唯一完全個室の観光バスとなっており、ニッコー観光バスにしかありません。年々観光バスの需要が下がっている中で、将来バス運転士を続けるためにはどうすべきかを考えた時、特別なバスは将来性がとても高いと思いました。

車庫内での課題クリアから路上へ。先輩のサポートで安心して成長できた研修期間

入社後はまず車庫内でバスの基本的な動かし方の勉強から始まりました。車庫内にコースや課題をつくり、どうやってバスを動かすとクリアできるのかを学んでいきます。座学を含めて2~3週間程度の研修期間でしたが、研修を受ける人に合わせて期間を変えてくれるので、自分のペースで確実に技術を身につけることができました。

車庫内の課題をクリアするのはとても難しかったです。バスから降りたりして、ダメだったポイントを目で見て頭の中でイメージして、次はこうやってみよう、ダメだったらあぁやってみようを繰り返して、1つ1つクリアしていきました。車庫内の課題にすべて合格すると路上教習が始まり、都内や首都高の走り方、よく行く観光地の場所などを教えていただきました。

自分は愛知県から上京してきたので土地勘もなく、道も何も知らないのでとても不安でした。ですが、最初は一人で仕事するのではなく先輩と一緒に仕事するので、その不安が解消されました。朝、通る道を先輩から教えていただき、もし運転中に不安になってもバスに1台必ず無線機がありますので、その無線機を使い先輩にその都度わからないことを聞くことができます。安心して仕事ができる環境だと感じました。

「バスの中めっちゃ楽しかった!」生徒の笑顔がやりがいに変わった瞬間

現在は観光バスの部署に所属し、観光バス運転士の仕事に加え羽田空港での特定輸送バスの運転もしています。一番心がけていることは、楽しい思い出だけを持ち帰ってもらうことです。観光地に到着しても、運転の仕方が悪くてお客様を酔わせてしまったら現地で楽しむことができません。また道中事故を起こしてしまうと、目的地に到着することができなくなることもあるかもしれません。その日にその仲間とバスを使って旅行に行けるのは一生に一度しかないので、バスが原因で楽しい思い出を壊さないよう気を付けています。

印象に残っているのは修学旅行のお仕事での出来事です。ガイドさんもついており1日かけて都内の観光地を回りました。バスから降りる際、普通は「ありがとうございました」と言って生徒さんたちが下りるのですが、その日は「バスの中めっちゃ楽しかった!」といってくださる生徒さんが多くいて、ありがとうございましたと言われるよりもとても嬉しかったのを覚えています。

一方で、失敗から学んだこともあります。配車場所へ向かう途中で道を間違えてしまったことです。地方から上京してきてまだほとんどの道もわからないときの話です。朝先輩に道を教えていただいたのですが、実際に走ってみたときに目印にしていたお店がなくなっており、曲がる場所を間違えてしまいました。先輩に無線機で回り道を教えていただき、無事に配車地に到着することができました。この経験から、目印を手前の交差点から複数つけることにしています。道を間違える者が一番道を覚えれると実感しました。

学生時代と比べて大きく成長したのは、一つ一つの行動への責任感です。バスは一度に多くの命を預かります。命を預かっている責任感を感じながら日々ハンドルを握っています。

「グレースドリーマーの乗務員になりたい」日帰りから宿泊ツアーへ、そして憧れへ

短期的な目標として、まずは一人で日帰りツアーの仕事を確実にこなせるようになることを目指しています。 中期的には宿泊を伴うツアーの仕事ができるようになりたいと考えています。そして長期的な目標は、この会社に入る決め手になったグレースドリーマーの乗務員になることです。

観光バスの仕事は、ただ人を運んでいるのではなく、楽しい思い出を運んでいます。人とのかかわりが好きで、人が喜んでいるのが好きな方はとても向いていると思います。少し言い方は良くないかもしれませんが、普通の仕事じゃない仕事がしたい人にもお勧めです。観光バスは毎日行く場所が違う職業であるとともに、羽田空港の制限区域内に入って仕事することもできます。逆に言えば、普通の仕事がないのがニッコー観光バスなのです。

もしこの仕事に就くことを迷っている人がいたら、ぜひ一歩を踏み出してほしいと伝えたいです。大型二種免許は会社が費用を負担してくれますし、運転に自信がなくても入社してから納得いくまで先輩に教えていただけます。一般道や高速道路の走り方はもちろん、山岳地帯や雪山の走り方も教えていただけるので、何の心配もいりません。研修は命を預かる仕事だからこそ厳しいですが、その分確実に成長できる環境が整っています。

地方から出てきて、最初はとても不安でした。明日行く場所は行ったことない場所ばかり。どうやって行くんだろう、道は狭いかな。最初の三カ月ぐらいは、行ったことない場所へ行く前日がとても不安でした。でも朝会社に行けば先輩たちが道を教えてくれます。なるべく曲がる交差点が少ない道を先輩方が考えてきてくださり、遠くに行く仕事でも覚えやすい道を教えてくれます。なるべく広い道を選んでくださり、狭い道を通るときは事前に注意点を教えてくださり、グーグルマップなどでここ注意とかいろいろ教えてくれるので、いざ会社から出発するときは自信をもって仕事へ行くことができます。土地勘も接客スキルも運転のテクニックも、先輩たちがいろいろアドバイスしてくださるので、気づいたら身についています。この環境で、私はこれからも成長を続けていきたいと思っています。

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