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夢二の孫・竹久野生さん初来岡!
夢二郷土美術館館長 小嶋光信 夢二の次男・不二彦さんの養女・野生(のぶ)さんが、夢二郷土美術館で個展を開催するために、初めて岡山を訪問してくれました。 野生さんの実父は、挿絵や風刺画文、グラフィックデザイナーとして著名な辻まことさんですが、家庭の事情で生後間もなく辻家と親交が深かった不二彦さん夫妻に引き取られ、実の娘のように可愛がられて育てられました。野生さん自身が、辻まことさんが実父と知ったのは30歳を過ぎてからで、家族としての生活に違和感を覚えたことは全くなかったそうです。... -
たま駅長代理と両備フェリーで安全訓練実施 -こどもの日小学生運賃無料 全国キャンペーン-
両備グループ代表兼CEO 小嶋光信 日本は海に囲まれた海洋国家ですが、海に触れ合う機会が少なくなってきているようです。そこで、少しでも次代を担う子どもたちに海と旅客船に親しんでいただこうと日本旅客船協会の参加企業の有志が「こどもの日乗船無料」の催しに取り組みました。 もちろん、両備フェリーグループ各社(両備フェリー、瀬戸内観光汽船、神戸ベイクルーズ、国際フェリー、津エアポートライン、御座船安宅丸)も参加しました。 両備フェリーでは、今回初めて「たま駅長代理と安全訓練」の取り組みを... -
たま駅長、15歳(喜寿)のお誕生日に寄せて
社長代理・ウルトラ駅長たま様 貴女に初めて会ったのは2006年開業のその日で、人間なら40歳の気高き美女で、私は60歳の美壮年?でした。 駅長に就任以来世界のアイドルとしてあれよあれよの大出世、今は社長代理として私の一番の右腕となりました。 それは、貴女の魅力で(もちろん貴女を支える部下たちと地域の方々の努力、そして水戸岡鋭治さんデザインの電車の魅力も含めてですが)、2013年度のご利用者数が、2006年開業以来最高の、約224万人となったことにも現れています。 猫年令では喜寿で、... -
夢二「こども学芸員」第3期生任命式
夢二郷土美術館館長 小嶋光信 夢二郷土美術館の「こども学芸員」も第3期生となりました。メンバーは小、中、高校生の合計14名で、それも3年連続が5名、2年連続が2名と、まさに「継続は力なり」です。 この「こども学芸員」が生まれたキッカケは2011年に始めた「こども夢二新聞」で、参加者の皆さんの研究熱心さに応える形で誕生しました。 日本の学校教育では、どうしても印象派などの欧米美術が中心となりがちで、美術の時間に日本の絵画や美術が教えられる比重が少ないため、急速に日本美術の... -
オーキドホテルリニューアルオープン!
両備グループ代表兼CEO 小嶋光信 オーキドホテルは、小豆島にシティホテルを、という当時の町長はじめ町民の声に応えて、この付近の塩田を持っていた香川さんが塩田を売ったお金を投じて、30数年前に自分が東京で定宿にしていたホテルオークラのゼネコンに建設を依頼して出来ました。 しかし、様々な制約で、西洋式の大きなお風呂のないホテルとなり、思ったような業績があがりませんでした。そのために三期にわたり改築を行い、結婚式場や和室の増設、和洋式の大宴会場、つづいて小豆島初めての温泉の試掘に成... -
夢二生誕130年記念号「KURO✕夢二」電車デビュー!
岡山電気軌道社長 小嶋光信 「KURO×夢二」電車は思った以上に素晴らしい出来栄えでした。 夢二生誕130年を盛り上げるグループ企画として、やっぱり夢二電車はKUROでと思って水戸岡さんにデザインをお願いしましたが、まさにピッタリでした。 夢二と言えば「大正ロマン」、大正ロマンといえば「夢二」です。岡山電気軌道のKUROは昭和28年製、岡電で最も古い今年61歳となる電車ですが、このたび「KURO×夢二」電車としてリニューアルして登場し、最も大正ロマンに相応しい電車になりました。 KU... -
夢二生誕130年記念「母の実家の椿」植樹祭!
夢二郷土美術館館長 小嶋光信 さて、夢二生誕130年を記念して、後世へ残すに相応しい記念事業は何かと考えあぐねた末に、夢二が作品『童子』(どうじ)にも描いている、夢二の母の実家跡に残る椿を夢二生家の庭に植樹することにしました。 今日の植樹祭は、母の実家跡のご近所の千種健吾さんが、長年、夢二の思い出の椿を守って下さっていて、小嶋館長代理が千種さんを訪ねていったとき生家にこの思い出の椿の苗をぜひ植えたいとお願いしたら、快くいいですよと言ってくださったことがきっかけです。 夢二がこよな... -
平成26年入社式式辞
両備ホールディングス社長 松田 久 皆さん入社おめでとうございます。期待と不安が交差する社会人としてのスタートだと思います。 あなたの人生の大切な起点である社会への扉を開ける時です。 おそらく今、心の中でやる気一杯の自分を感じていると思いますが、感じていない人は今からでも遅くないですから緊張感に溢れる自分を見つめてください。 選ぶと言うこと 私たちは両備グループの一員としてこの場所で今の時間を共有しています。もしもあなたが別な会社に就職の道を選択していたらここには居ない訳ですか... -
平成26年入社式式辞 個性とやる気で未来を拓け!
両備グループ代表兼CEO 小嶋光信 「両備グループへようこそ」と御入社を心から歓迎いたします。 この厳粛な入社式で、どんな社会人生活が待っているのか期待と不安が入り交じったような複雑な気持ちだと思います。 大事なことは、これからは親の手元から巣立ちして、社会人として自主自立した人生を歩むと言うことです。 社会人とは 社会人とは何かの答えはハタラクという言葉にあると思うのです。ハタラクは、人偏に動くと書きますが、人が動いただけではハタラクことにはなりません。ハタラクとは「端を楽にする... -
美の浜バスターミナル竣工! – 交通政策基本法早期成立のきっかけとなった井笠の奇跡 –
井笠バスカンパニー 社長 小嶋光信 (地域公共交通総研 理事長) この3月30日笠岡市交通交流センター(美の浜バスセンター)が、まさに雨降って地固まるという天候の中で開催された。 一昨年10月12日突如発表され、井笠鉄道が僅か19日で破綻するという事件が起こったことはご高承の通りだ。岡山県の西部、福山市の東部という広域を預かる老舗のバス業者で、地域の通勤通学と生活路線を担っていただけに、ことは深刻であった。 その年の8か月前の2月に発行した拙著「日本一のローカル線をつくるーたま駅長に学ぶ... -
– 生誕130年を迎えて -東洋のベル・エポックに生きた夢二と大正ロマン
夢二郷土美術館館長 小嶋光信 大正ロマンで名を馳せた竹久夢二も今年9月に生誕130年を迎える。「夢二式美人」という夢二独特の美人画が有名だが、果たして夢二は美人画だけだろうか。夢二は元々、詩人を志したが、詩では食べていくことが難しく、新聞のコマ絵(挿絵)から身を立てていった。彼の絵は、心の中の詩を描いたものであり、単なる美人画と違い、見る者の心に訴えてくるものがある。 夢二の故郷である岡山では、夢二コレクターであった故・松田基氏の収蔵の作品が、夢二郷土美術館本館と夢二生家に展示... -
岡山大学法科大学院と研究連携協定締結!!
(一財)地域公共交通総研 理事長 小嶋光信 岡山大学法科大学院から、両備グループで数々行ってきた地域公共交通の再建と、研究や分析、それに伴う提案、提言や、交通政策基本法に至る法律の成立にかかわってきた実績などで培ってきたノウハウを活用し、公共交通に強い弁護士を育成し、経営悪化する地域公共交通の再生に取り組む自治体支援に積極的に関わっていきたいという目的で、弊財団に連携の申し入れがあり、この3月9日に上田信太郎法務研究科科長と協定書に調印しました。 実は、私が公共交通の再生に取り... -
「御座船 安宅丸」 日本を代表するショーシップを目指して初登場!
両備ホールディングス会長兼CEO 小嶋光信 日本が世界に誇る大型和船によるフラグシップを創ろうというコンセプトで開発した「御座船 安宅丸(ござぶね あたけまる)」を、ディナークルーズやランチクルーズにショーシップの要素を加えて、この3月1日から定期航路投入する事にしました。 日本のお客様にクルーズを楽しんでいただくのは、西洋式のクルーズ船で良いでしょうが、世界からお迎えするお客様には、ぜひ和の文化を感じていただきたかったのです。昔「江戸湾」と呼ばれたこの東京湾で、江戸情緒という... -
EST交通環境大賞受賞!!
両備グループ代表兼CEO 小嶋光信 「継続は力なり」と言いますが、1999年に両備グループの代表になって以来取り組んできた、「公共交通利用で“歩いて楽しいまちづくり”運動」などの地域公共交通の問題解決が、環境的に持続可能な交通(EST)への運動として評価され、民間企業として全国初の大賞(環境大臣賞)を受賞しました。 両備グループ代表に就任した時、2002年の規制緩和を前にして、それまで補助金をもらわずに生き延びてきた両備グループの鉄軌道や路線バスなどの公共交通も、マイカー社会に押されて毎年2~... -
平成26年年頭の辞「忠恕の配慮 本気!根気!やる気!- 日本一心豊かな企業になろう!-」
両備グループ代表兼CEO 小嶋光信 あけましておめでとうございます! オリンピックの招致も決まり、政治の混迷、経済の低迷、気象や地震などの自然現象の脅威などなど、日本ももうダメかと半分諦めの厭世観が漂っていただけに、これから新しい発展に向かって日本の倍返しです。 両備グループにとって昨年の最大の出来事は11月27日に交通政策基本法が成立したことです。 アベノミクスの効果で政治も衆参の捻じれが解消し、14年掛かり、三政権目にして交通政策基本法がやっと日の目をみることになりました。井笠鉄道... -
たま駅長とニタマ駅長がダブル昇進!
和歌山電鐵 社長 小嶋光信 昨年11月に念願の交通政策基本法が成立し、運輸規制緩和のミスリードでズタズタになった地域公共交通の存続だけでなく、地域活性化のツールとして機能できる素地が出来てきました。 先進諸国で地域公共交通を民間に任せきった国は日本以外ありません。多くは公設民営という手法で公共交通を守っています。 津エアポートラインによる公設民営の実証実験の成功から始まって、和歌山電鐵、中国バスの再生に加え、発表からわずか19日で営業停止というまさに事件ともいえる井笠鉄道の破綻を両... -
猫耳の付いたたま電車!
和歌山電鐵 社長 小嶋光信 たま電車に待望の猫耳が付いた上に、帽子をかぶった通勤電車となり、世界で初めての電車の化粧直しになりました。 お耳の付いた路面電車と路線バスは、一足早く岡山電気軌道で実現しましたが、鉄道ではいろいろ課題があり、やっと今回の定期検査で認可となり、お耳と帽子が実現しました。帽子は両備グループ内でも初めての登場になります。 たま電車は、スーパー駅長たまが和歌山県の国際観光の目玉になるなど数々の功労を讃える意味で水戸岡デザインにより登場しました。 実は、役員へ... -
交通政策基本法が11/27成立
両備グループ 代表兼CEO 小嶋光信 11月12日に衆議院議院国土交通委員会の交通政策基本法の審議にあたり、公共交通事業者の参考人として14年間の現場での実務と再生を通じての地域公共交通の今後の在り方を陳述させていただき、ここに同法が成立したことを心から嬉しく思っています。しかし地域公共交通の現状は極めて厳しく、これからが出発点です。地域が安心出来る地域公共交通のために、これからも地域の皆さんと一体になって頑張りたいと思います! >国土交通委員会での小嶋光信質疑応答抜粋(PDFダウンロ... -
たまルンカード20万人突破!!
両備グループ代表兼CEO 小嶋光信 たまルンカードが2年半でなんと20万人を超える会員獲得になり、20万人目のお客様をお招きして記念のセレモニーをしました。まさに驚異的スピードです。10月の終わり頃に20万人突破だろうと思っていましたが、10月3日には早くも20万人を超えて、今日現在で20万4千人に迫っています。 たまルンカードは平成23年4月に両備グループや岡山高島屋が中心になって地域カードとして創られました。当時は自社発行クレジットカード全盛の時代でしたが、岡山県はクレジットカード利用率が全国... -
地域公共交通再生の実現へ向けて ~ 交通政策基本法の必要性
両備グループ 代表兼CEO 小嶋光信 11月12日に衆議院で行われた国土交通委員会での発言及び質疑応答 >国土交通委員会での小嶋光信質疑応答抜粋(PDFダウンロード) >国土交通委員会での小嶋光信発言抜粋(PDFダウンロード) このたび衆議院議院国土交通委員会での交通政策基本法の審議にあたり、公共交通事業者として参考人にお呼びいただき、14年の現場での実務と再生を通じての地域公共交通の今後の在り方を陳述させていただくことは、まことに光栄であり、感謝申し上げます。 1.両備グループの概要 明治4...