Message代表メッセージ

2019.04.30

平成の地方鉄道を救った「たま駅長」秘蔵写真展開催!

和歌山電鐵
社長 小嶋光信

まさに世界は「猫ブーム」、この火付け役になった「たま駅長」に世界のグーグルが2017年4月29日、18歳の誕生日に「たま駅長」のドゥードルで世界に発信してお祝いしてくれました。昨年は中国の人気アニメとのコラボの発表など毎年たま駅長の人気は凄いものです。

今年は平成で最後のお誕生日、いよいよ5月1日から新しい令和の時代の幕開けです。

「うめ星電車」には「梅にウグイス」のマスコットもついて、祝意を表す「令和」のヘッドマークとともにお祝いします。キッとたま駅長も「こんな“例は”素晴らしいニャン!」と喜んでいるでしょう。

今年は、たま駅長の秘蔵写真展を開催して平成のたま駅長を偲ぶとともに、新しい令和へのたま名誉永久駅長とその部下のニタマ駅長とよんたま駅長の活躍を「たま大明神」にお祈りしたいと思います。

今日はニタマデザインの折りたたみ式電動バイクのサプライズ贈呈式も執り行われました。クラウドファンディングで日本一の最高額となったglafitさんの開発で、これからのエコ時代の人気者になりそうです。

そして、先日この平成の時代に地方鉄道である貴志川線を救った「貴志川線の未来をつくる会」の濱口代表が勇退し、木村さんが新代表としてバトンタッチされました。

新しい令和の時代の「貴志川線の未来をつくる会」になっていきますが、濱口さんに和歌山電鐵から感謝状を差し上げて、永年の運動を讃えました。

私は、「貴志川線の未来をつくる会」は平成のみならず近年の住民運動として最大の素晴らしい住民運動だったと評価しています。約6000人の市民が自ら1000円の会費を払い、圧力をかけるのでなく「乗って残そう貴志川線」という名キャッチフレーズで駅の清掃やイベントの手伝いなど素晴らしいボランティア活動で貴志川線の存続に大きな貢献をされました。

私たちが貴志川線の再生案をつくったのはこの会からの依頼があったからで、この会の活動なくして貴志川線の存続はあり得ないと分析していました。全国で住民主導による本当の存続活動は極めて珍しく、行政主導でなく民主導の活動は今後の地方の公共交通存続の手本です。

たま駅長が「濱口代表ありがとうニャン!これからも新代表と会員のみなさんとともに貴志川線を見守ってニャンゴ」といっているのが聞こえるようです。

和歌山電鐵

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