【岡山電気軌道】異業種出身のふたりが交通業界の「二刀流」を目指す!

元はうどん屋さんと自衛官
全国初の働き方、いよいよ路線バスで第一歩

「路面電車も、路線バスも運転する」――そんな前例のない働き方に魅せられた2人の若者が、その夢への第一歩。大型第二種自動車運転免許の取得と、入社後の教育を経て、2025年11月25日(火)より路線バスの乗務を開始いたしました。

写真左から人見さん、蒲原さん

今回デビューしたのは、人見光輝(ひとみ こうき)さんと蒲原恵太(かまはら けいた)さん。
それぞれ、うどん屋の店員、自衛隊(を経て千葉県のバス運転手) という異なるバックグラウンドを持ちながら、「この働き方なら、自分の可能性を広げられる」「唯一無二の仕事に就いてみたい」という強い思いで岡山電気軌道(本社:岡山県岡山市中区徳吉町2丁目8番22号)の“二刀流社員”に応募しました。
今後は約1年間、路線バスの乗務社員として実務経験を積み、その後、路面電車の教育・国家試験受験を経て、路線バスも路面電車も運転できる乗務社員としてデビューする予定です。

「二刀流社員」について

公共交通や物流事業におけるドライバー不足は、人やモノの流れを止めてしまう可能性があるほどの深刻な社会課題となっています。両備グループの交通運輸事業セクション(トランスポーテーション&トラベル部門)では、地域の足を守り、持続可能な運輸・交通サービスを提供するため、2023年6月 「宇宙一本気(マジ)な乗務社員採用プロジェクト」を立ち上げ、柔軟な人材育成と働き方改革に取り組んでいます。
そのプロジェクトの一環として岡山電気軌道株式会社で誕生したのが、全国初(※1)の「二刀流社員」制度で、2025年1月より募集を開始しました。
「二刀流社員」は、路線バスと路面電車の両方を運転できる専門職であり、路線バス事業と路面電車事業を営む岡山電気軌道ならではの働き方です。運行の柔軟性を高めることで、安定的な交通サービスの実現に寄与します。二刀流として勤務を始めた後は、月5万円の「手当」が支給されるこの制度は、採用力の強化や人材定着にもつながる新しい働き方のモデルとして、期待されています。
(※1)当社調べ:全国の鉄軌道会社で路線バス・路面電車両方を運転する職種があるか ということを調査した結果、全国初であると判断いたしました。

この度「二刀流社員」への第一歩を踏み出した2名の社員

蒲原 恵太(かまはら けいた)
出身地:千葉県
本人コメント:「乗って良かった蒲原バス」と言っていただけるよう、お客様に快適な乗車時間をご提供します。今後は路線バス・路面電車両方のプロとして乗務することが目標です。

人見 光輝(ひとみ こうき)
出身地:岡山県
本人コメント:安全第一にお客様に喜んでいただける運転ができるよう、これまでの研修で学んだことを活かして、精一杯取り組みます。

乗務開始までのプロセス

STEP
大型第二種自動車運転免許 取得

(入社前)

STEP
机上教育・空車教育・実車教育
STEP
バス運転士としてデビュー!(2025年11月25日)

1年間路線バスに乗務

STEP
路面電車教育(2027年1月頃予定)

半年間

STEP
乙種電気車運転免許 取得
STEP
路面電車乗務社員としてデビュー!(2027年8月頃予定)

二刀流乗務社員誕生

宇宙一本気(マジ)な乗務社員採用プロジェクト シーズン2 について

コロナ禍で浮き彫りになった公共交通や物流事業における乗務担当社員不足の課題は、人やモノの流れを止めてしまう可能性があるほどの深刻な社会課題となっています。そこで、2024年問題と言われる労働時間等の基準改正が目前に迫った2023年6月、交通と物流を守るためには乗務担当社員の確保が急務と立ち上げたのが 「宇宙一本気(マジ)な乗務社員採用プロジェクト」です。両備グループの交通運輸事業セクション(トランスポーテーション&トラベル部門)は1年にわたり乗務社員200人採用という目標を掲げ採用活動を実施しました。これをシーズン1とし、2024年11月からは、シーズン2に突入しました。整然とした交通網の維持は、地域の魅力アップにつながります。シーズン2では、安全でホスピタリティあふれ、人口が減らない地域を創るべく、両備グループは次の100年につながる安定的な総合運輸交通サービスの基盤づくりを目指します。(全13社(カンパニー))
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