夢二郷土美術館 企画展『艸画(そうが)って何だろう?夢二の小いさな「版」の世界をみる』

企画展『艸画(そうが)って何だろう? 夢二の小いさな「版」の世界をみる』

夏休み期間中にお子様と一緒に楽しんでいただける催事を企画
会期:2013年6月18日(火)~9月8日(日)

夢二郷土美術館(所在地:岡山県岡山市中区浜2-1-32、館長:小嶋光信)は、本企画展が夏休み期間を含むことから『艸画(そうが)って何だろう? 夢二の小いさな「版」の世界をみる』と題して、お子様に美術館に親しんでいただける催事を実施いたします。
竹久夢二(1884~1934)は、新聞や雑誌の余白に挿しこまれる、紙面とは独立した内容の木版画―「コマ絵」でデビューし、人気を得ました。夢二はこうした、コマ絵にはじまる小さな木版画を「草(艸)画(そうが)」と呼び、芸術の一分野であると述べました。本来は略筆の水墨画を意味する「草画」を、夢二は独自の表現を意味する言葉として位置づけようとし、それは日本画、油彩、水彩、ペン画と、表現方法や画面の大小を問わず繰り広げた自身の画業全般に通じる考え方を表す言葉ともなりました。
今回は、コマ絵を手はじめに、挿絵、装幀などといった印刷物の仕事から、彫師・摺師と協働して制作した手摺り木版画や紙小物まで、「版」を用いた仕事を広くご紹介します。夢二が手がけた「セノオ楽譜」表紙絵の原画と仕上がりを比較するコーナーや、印刷技法についての解説などを交えながら、身近なその魅力に触れていただきます。

艸画(そうが)って何だろう? 夢二の小いさな「版」の世界をみる

開催期間:
平成25年6月18日(火)~9月8日(日)
開催場所:
夢二郷土美術館(所在地:岡山県岡山市中区浜2-1-32)
入館料:
大人:700円 大・高・中学生:400円 小学生:300円
※cafe松香とのセット券:1,000円(400円+入館料700円)
※20名以上の団体、65歳以上の方は2割
開館時間:
9:00~17:00 (入館は16:30まで)
展示について:
夏休みにむけて、お子様向けの内容となっています。「版」をテーマに、印刷の仕組みを学んだり、木版画の版木や摺り順と共に作品をご覧頂きます。

  • キャプションはわかりやすい内容で、ふりがなをふって読めるようにしています。
  • 受付でクイズ形式のワークシートをお渡しし、楽しんで見る取り組みも行います。
  • 7月2日からは、特別展示室に、夢二デザインのスタンプで遊べるキッズスペースを設置します。
  • 展示数:
    《一力》《こたつ》をはじめに屏風4、日本画13、油彩2、版画22、水彩・ペン画12、書簡ほか11、本・楽譜・雑誌65        計129点

    会期中の他の催事

    【ワークショップ「消しゴム版画でオリジナル千代紙を作ろう」】

    開催日時
    平成25年8月10日(土)10:00~12:00
    参加対象
    小学4年生~一般
    参加費
    300円(ワークショップのみの来館可。観覧をされる場合は入館料を別途いただきます)
    定員
    15人(お申し込み順)
    持参物
    千代紙のモチーフにしたいものの写真。彫刻刀(あれば)
    お申込み先
    夢二郷土美術館 TEL:086-271-1000  E-Mail:yumeji@gaea.ocn.ne.jp

    第38回 夢二郷土美術館文化講座

    開催日時
    平成25年7月21日(日)11:00~12:00
    講師
    上薗四郎氏(笠岡市立竹喬美術館 館長)
    テーマ
    「近代版画の歩みと竹久夢二―夢二「版」作品の魅力―」
    参加費
    無料(入館料は別途)
    定員
    各30人(お申込み受付順)
    お申込み先
    夢二郷土美術館 TEL:086-271-1000  E-Mail:yumeji@gaea.ocn.ne.jp

    夢二郷土美術館
    086-271-1000