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2013.05.15

両備システムズ・両備システムソリューションズ 淳風会と巡回検診業務システムを共同開発

淳風会・両備システムズ・両備システムソリューションズの共同開発による
巡回健診業務システム「スマートワン」を導入

紙ベースのOCR(光学式文字読取装置)処理システムからスマホ対応に
大手同業者では全国的に例のないシステムをオリジナル開発

一般財団法人 淳風会(所在地:岡山県岡山市北区万成東町3-1、理事長:原一穂)は、スマートフォンやタブレットを利用した自社オリジナル開発の「巡回健診業務システム『スマートワン』」を新たに導入いたしました。
本システムは、株式会社両備システムズ(所在地:岡山県岡山市南区豊成2-7-16、社長:松田久)、株式会社両備システムソリューションズ(所在地:岡山県岡山市中区藤崎564-5、社長:松田久)と共同開発によるものです。
これまでのシステムは紙ベースの受診票に健診結果を記入し、OCR(光学式文字読取装置)を使用して後日システムに取り込む一般的な形態でしたが、一般財団法人 淳風会ではこの度、BYOD(Bring You Own Device:個人端末を会社の業務で利用すること)の機能を備えた個人情報保護にも対応した高セキュリティのデバイス管理システム(MDM)を利用可能(過去にはありませんでした)としたスマートフォンやタブレットでオンライン入力することにより、低コストで巡回現場の複雑な運用に対応できる汎用性の高いシステムを開発導入することが可能となりました。
4月より順次導入を開始しており、本年内に全スタッフ100人が利用可能となります。
今後は検査機器とのシステム連携の範囲を広げて更なるサービスの品質向上に努めてまいります。

巡回健診業務システム『スマートワン』 概要

開発費
1580万円
開発期間
平成22年7月~平成23年3月
新規性
・クラウドサービスとタブレット、スマートフォン利用による巡回型健診業務システムであること。
・BYODにも対応可能なデバイス管理(MDM)とセキュリティを実装していること。
・アジャイル開発手法による共同開発で巡回現場の複雑な運用に対応できる柔軟なシステムを構築したこと。
※アジャイル開発手法:ごく短い周期で「計画開発検証」を繰り返す。2週間あるいは1カ月といった期間で動作可能なソフトをいったん作り上げる。それを検証して次の期間での行動計画を決める。そして前の期間で作成したソフトを“成長”させる、という作業を繰り返していく。各期間ごとに加えて、ほぼ毎日作業を確認し、必要があれば見直すので、急な仕様変更や要求を即座に開発中のソフトに反映できる。
導入メリット
OCRに代わる巡回健診業務システムとしては、ハンディターミナルとICカードを使ったものが現在市販されていますが、専用端末のため導入時や買い替え時にかかる費用が高額となり、淳風会では採用することができませんでした。今回開発したシステムはスマートフォンでの利用を可能としたことで、導入コストや今後の新機種へのシステム対応を安価にすることができます。
データを紙からスキャニングして処理するだけで、1日を要していた現状から、オンライン入力できるようになり、時間短縮に繋がることが期待できます。
また、データ処理に紙ベースでのやり取りが不要になり、業務上の煩雑さも解消されます。

株式会社両備システムズ
086-264-1055

株式会社両備システムソリューションズ
086-200-0700

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