両備グループ
代表 兼CEO 小嶋光信
日本旅客船協会では21回目となる「こどもの日 小学生乗船無料キャンペーン」を2023年も実施しました。今年は全国31都道府県49事業者68航路が参加し、久しぶりに賑やかにこどもの日のイベントを開催することができました。
コロナ禍も4年目に入り、ついに、この5月8日からはインフルエンザと同じ5類へ移行することになり、いよいよ人流が大きく変わる転換点に来ましたから、今後は海にしっかり目を向けていただき、海の楽しさを子どもたちに体感していただきたいと思っています。
この子どもたちへの全国的な乗船無料キャンペーンは、子どもたちの水泳場所が海からプールに変わったこともあり、昔に比べて海に親しむことが極めて少なくなり、特に瀬戸内海では本四架橋が3本できたことで、いわば海から池に変わった如しで、本当に海と親しむことが少なくなってきました。
日本はもともと海洋国家で、海に囲まれていることで安全・安心な国であるとともに、独自の文化が発展し、また、海洋性気候の特徴が強く、四季の変化がハッキリとある温帯に属した気候で多種多様な農水産物に恵まれていることに感謝しつつ、国民はもっともっと海に親しむことが大切だと思います。
昨今、プロとしては信じられない無理な運航等での遊覧船などの事故が起こっていますが、本来、船は決まりさえちゃんと守っていれば陸よりずっと安全ですし、また、普段から海に親しんでいれば万が一事故にあっても大事に至らないで済むはずですから、子どもの頃から海に親しんでおくことがとても重要です。
今年も両備グループでは国際両備フェリーの2航路、瀬戸内観光汽船、神戸ベイクルーズと津エアポートラインの5航路が参加しました。
特に今年は、両備グループのワッショイサポート部の努力が実って岡山―土庄航路でノートルダム清心女子大学の豊田ゼミの学生さんが小豆島の活性化をテーマとして小豆島産の女峰(にょほう)というブランド苺を使ったイチゴ飴作りやフェイスペインティングの実演もあり、また、鯉のぼりが悠々と泳ぐ「おりんぴあどりーむ せと」で一日船長さんが緊張気味に船内案内をしたり、キッズ船員学校ではライフジャケット装着訓練や船の勉強をしたりしながら大いに盛り上がった無料キャンペーンでした。
他にも、日生―大部航路では「魔女の宅急便などに扮して小豆島を遊ぼう!」や池田―高松航路では「船上コンテスト~こくさい丸で愛を叫ぶ~」などのユニークな取り組みで、お客様も賑わっていました。
当日は岡山駅から新岡山港行きの岡電バスも小学生無料の取組みをし、華を添えてくれました。
【イベント内容】
1.岡山―土庄航路
・こども一日船長
・両備グループで開発した「キッズ船員学校」で昨今の状況から救命胴衣の着用など安全面をしっかり覚えていただく取り組みなどの体験学習
・小豆島イチゴ(女峰)を使った飴づくりとフェイスペインティング体験
・船上マルシェ
・小豆島ソフトクリームスタンプラリー2.日生―大部航路
・こども一日船長
・小豆島キャラクター(魔女の宅急便など)に扮して小豆島を遊ぼう!(コスチュームプレイレフェリー)
・小豆島ソフトクリームスタンプラリー3.池田―高松航路
・こども一日船長
・あつまれ!船上キッズマーベラスフェス(魚釣りゲーム、輪投げ、こいのぼり塗り絵など)
・船上コンテスト~こくさい丸で愛を叫ぶ~
・切符de宝くじ(プレゼントあり)
・小豆島ソフトクリームスタンプラリー4.神戸ベイクルーズ
・安宅丸グッズor帆船絵ハガキプレゼント100名5.津エアポートライン
・乗り物シールプレゼント
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