「夢二 黑の助バス」登場!
― 岡山後楽園・夢二郷土美術館 直行バス ―

岡山電気軌道
社長 小嶋光信

今、夢二郷土美術館では、夢二の絵画から抜け出たような黒猫、お庭番の「黑の助」が人気を博しています。

一昨年の夢二の誕生日の少し前に館員が近くの交差点で車にひかれそうになっていたところを必死に保護した子猫で、美術館で面倒を見ていました。

お客様にも愛想が良い猫で、可愛がられていたので、子どもたちに日本画や夢二芸術を楽しく理解してもらおうと、「黑の助」と命名し、美術館の館員としてお庭番の職務を与え登用しました。
 
お手やお座り、ボール取りをすぐ覚えるなど、とても賢い猫で、暖かい日は中庭でお客様に愛嬌を振りまいています。

昨年の美術館の改修時に、冬の寒い日や雨の日、暑い日でも黑の助が快適に執務できるように、水戸岡鋭治さんに黑の助ルームをデザインしてもらい、他の館員と一緒に仕事ができるようになりました。

両備グループでは、公共交通利用で「歩いて楽しいまちづくり」と「子どもの楽しいまちづくり」をテーマにまちづくりを展開していますが、この度、この黑の助をデザインした「夢二黑の助バス」も水戸岡さんにデザインしてもらい、3月8日から運行を開始しました。

バスの外には49匹の、中には38匹の黑の助キャラクターが実にユーモラスに描かれていて、椅子のシートにも黑の助がたくさん遊んでいます。3月9日の初便のお客様からは、思わず「かわいい~!」という歓声が上がっています。

降車ボタンはニタマ駅長の鳴き声で、お客様が降りられる際には、「ニャー」ならぬ「わぁ~ん!」と楽しい鳴き声が聞こえ、まさに、ネコ好きにはたまらない楽しいバスに仕上がっています。

ニャン・ニャン・ニャンにちなんで、2,220枚の「黑の助カード」が先着順でプレゼントされます。

ちょうど、これから春爛漫の好季節です。ぜひ、この黑の助バスで後楽園と夢二郷土美術館へお出かけください。

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