この大不況にタクシー最高配車記録樹立!

両備グループ代表 小嶋光信

100年に一度の世界的大不況と言いますが、こんなに急激に、1割も2割もお客様が少なくなるというタクシー大不況はこの30~40年間で記憶にありません。輸出産業である自動車や電機、電子産業などの輸出減少による需要減少なら分かりますが、内需型のタクシー産業で、それも地方の安定していた岡山では理解しがたい落ち込みです。

客待ち、流しによるお客様が20%前後の落ち込みで、不特定多数のお客様の落ち込みが激しい状況ではありますが、お陰様で両備タクシーセンターでは有難いことに固定のお客様は4~5%程度の減り方に留まっています。

そういった中、驚くことが起こりました。なんと、この3月13日(金)(天候:雨)に、配車回数5,215回を記録し、1982年7月の共同配車開始以来1日当たりでの最高配車回数となりました。今までの最高配車回数は2004年6月25日(金)天候:雨 の5,065回でしたので、約5年ぶりに記録が更新されました。雨の日の金曜日ということもありましたが、いままでも雨の金曜日はあったわけで、それがこの大不況の最中に達成した偉業であるということに大変な価値があるのです。

これは、現場を指揮している池上常務、土谷所長はじめ、センター全員の一丸になっての努力に、移動局のタクシー乗務員の皆さんが応えてくれたからです。

運輸事業は上手くやって当たり前の世界で、タクシーセンターもご他聞にもれずお客様や乗務員さんたちに叱られることも多々ある職場ですが、それに負けずに良く頑張ったと思います。

今日、4月6日の両備タクシーセンター会議の日に、タクシー全社労使の代表が見守る中、トップランナー社長賞(タクシー配車最高記録)としての大入り袋をセンター全員と、電話のCS教育に励んでくれた豊丸さんに差し上げました。みんなの晴れ晴れした誇らしげな顔が、光り輝いていました。