世界初!新型インフルエンザ対策タクシーの発表

両備グループ
代表 小嶋光信

秋晴れの素晴らしい今日この頃ですが、同時に、これから秋から冬にかけては、新型インフルエンザなどの風邪の流行の季節になるでしょう。この春の新型インフルエンザの流行の兆しでは、国民生活が圧迫されるほど、国民のみなさんは対策におわれ、外出が少なくなりました。私も長く経営をやっていますが、電車、バスという公共交通からタクシー、航空機にいたるまで乗り控えになった経験は初めてです。生活に、仕事に、観光に、世界がいっぺんに閉鎖されるほどの勢いでした。

両備グループとして、公共交通やタクシーをお客様に安全に、安心して、快適にご利用いただくためには、このインフルエンザなどのウイルスの対策が必須と考え、プロジェクトを造って研究させておりました。

あるとき三洋電機のウイルスウォッシャーをいただいて、机の上において利用しているところをプロジェクトリーダーが発見して、これはひょっとして家庭用ではなく、車載用に使えるのではと問題意識をもって、メーカーさんと開発を始めました。

この製品は、安全な水道水で次亜塩素酸(長寿命)OHラジカル(短寿命)に電解してミストを発生させるタイプのもので、(財)北里環境科学センターなど専門機関の研究・試験で99%のウイルス抑制効果があると実証されている優れものです。おまけに電解ミストを発生するので、お客様にウイルス対策が見える化できます。

ウイルスばかりでなく、花粉やダストや臭いまで抑制することができる素晴らしい効果があります。
これで安心してお客様に両備グループのタクシーに乗っていただけます。病院の行き帰りや、お子様、お年寄り、身体の具合の悪い方々にも安心してご利用いただけます。

試験的に両備グレースタクシーで運用実験しましたが、お客様は乗って安心、空気が綺麗で、喉が楽になった気分、さすが両備グループと好評価をいただきました。

社長として、もう一つの喜びがあります。それは狭いタクシーの空間で、一生懸命頑張って下さっている乗務員のみなさんにも、安心・安全・快適だということです。毎日何十人と多くのお客様をお乗せしています。中には風邪を引いたお客様もいるでしょう。今までマスクなどをしていましたが、マスクをしていると、風邪を引いていると勘違いされて、乗っていただけないことが多々ありました。これで乗務社員の皆さんも、安心して、健康的な仕事が出来ます。まさに一石二鳥です。

世界で初めての取組みとして、1000台の両備グループのタクシーのうち、今日までに250台に搭載しています。11月には800台になる予想ですが、出来れば年内に完了したいと思っています。

現在、電車、バス用も弊社と複数のメーカーさんで開発をしていますが、11月中には発表できると思います。
両備の取組みを参考にしていただいて、日本のタクシーは世界で最も安全と業界全体が言われるようになれば幸いです。

両備グループ