植物工場ミニプラント「やさい蔵(ぐら)」発表

両備グループ
代表 小嶋光信

日本の食は、食糧自給率が先進国中最も低いという現実と共に、昨今は食の安全・安心の問題も加わり、大変身近な国民的関心であり課題といえます。

両備グループも交通運輸、情報、生活関連の3つのコアを持っていますが、グループ経営の共通テーマは安全・安心・エコで健康です。特に岡山県は農業県であり、何とか地産地消にと両備ストア「リョービ・プラッツ」で努力していますが、品揃えが難しいうえに流通コストも高く普及に困っていました。

そこにこの植物工場の普及を目的にミニプラントの補助事業の募集が経済産業省であり、両備グループの製造部門のソレックス(株)の得意技であるクリーンルーム技術による物づくりの知恵と、情報部門によるホームページづくりの技術や、両備ストアやサルボ両備(株)の消費者直結による知恵を加え、両備グループの総力を結集して、農業の工業化、未来化に取り組んでみました。

植物工場のウィークポイントは、コストであり、強みは年中計画生産できる、安全・安心な食の保証です。

このコストの問題

  1. 特許申請のコンピュータ制御によらない追肥の自動化と長期メンテナンスフリーのシステム化による省力化
  2. ソレックスのクリーンルーム技術の応用で、過剰なハイテク化を極力抑えたことに加え、良性バクテリアの活用で種苗の持つ生命力を活かしてコストダウン
  3. 完全人工光型であると同時に太陽光発電とLED照明の利用でエコで省電化
  4. コンパクトで軽量化を実現した素材開発で移動しやすいため、消費現場のレストランやスーパーでディスプレイも兼ねながらの生産即販売が可能となり、輸送経費や流通コストを大幅減
  5. ウィルスフリーの種苗の利用で、さらに生産性を30%アップさせて、コスト問題を軽減する可能性の開発

で解決しました。

お客様に農業の生産現場を見える化して、安全・安心を保証するばかりでなく、お店のディスプレイに利用でき、またお客様自ら収穫して食べていただくことで、農業体験もしていただけます。

この度特許申請の他、商標権も登録してメイドイン岡山「やさい蔵(ぐら)」として販売も計画中です。
またこれを約10倍にしていただくと、植物工場として効率的な経営ができると思います。

植物工場ミニプラントのホームページ
での紹介は(株)リオスの担当、電車ボディ広報は岡山電気軌道と、両備グループの総力をあげて、日本の食糧問題と、その解決の一方策である農業の工業化を皆さんに理解していただこうと思います。

>RYOBI「植物工場」コンセプトシート(PDF)

>植物工場 in OKAYAMA やさい蔵(ぐら)Webサイト