夢二郷土美術館が世界のミシュランの一つ星に

夢二郷土美術館 館長 
小嶋光信

今年は、早々から両備グループに、また嬉しい知らせが入ってきました。

あの世界的なブランドであるミシュラン(正確にはミシュラン・ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン)が発行した2007年版旅行ガイドの日本編に、我々の夢二郷土美術館が掲載され、一ツ星にランクされたのです。

その評価は、

「竹久夢二(1884-1934 画家、デッサン画家、イラストレーター)にささげられた美術館。その描線の繊細さは”日本のロートレック”という名声をもたらした。数々の掛け軸の画やイラスト集は、主題の中に多くの洗練された繊細さ、優美さを描き出しています」

というものです。

詩人でもあるという評価が入っていれば、世界でも詩人であり、画家であり、イラストレーターでもあり、デザイナーでもありというマルチアーティストは類稀なので、ひょっとするともっと星を稼げたかも知れません。
きっと、夢二の詩を英語等の外国語に翻訳して紹介すれば、世界でもっと共感が得られると思いました。

また、私たちが応援している津田永忠の手になる岡山世界遺産の一つである「岡山後楽園」も三つ星という快挙です。
岡山城や林原美術館も入っていますので、たちまち岡山カルチャーゾーンが、世界に紹介される誇りになったことは本当に嬉しいことです。
岡山県にとっては、その他に倉敷美観地区や大原美術館も入って、文化県として大いに気を吐けます。ミシュランに載って、”ミシラン”外国のお客様や、日本国内からも再発見のお客様がいらっしゃっていただければ、本当に嬉しいことです。

夢二郷土美術館