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2011.10.06

岡山電気軌道 MOMO2デビュー 世界で唯一無二のLRV「MOMO2」運行開始セレモニーおよびMOMO1・2運用内容について

MOMO2デビュー 世界で、唯一無二のLRV「MOMO2」

運行開始セレモニーおよび、MOMO1・2運用内容について

岡山電気軌道株式会社(所在地:岡山市北区岡南町1-14-41、代表取締役社長:小嶋光信)のMOMO2デビュー日の予定、および、運用内容についてお知らせいたします。
全国にMOMOと同型のLRV(ライトレールビークル)は18両導入されていますが、現在、世界的に活躍されているプロダクトデザイナー水戸岡鋭治氏(両備グループデザイン顧問、JR九州デザイン顧問)が全てを手掛けた路面電車として、また、新造車に改造を加えてデビューするのは、この度2編成となったMOMO1・2のみです。世界に2編成しかないオリジナルの次世代路面電車が、岡山に登場することになります。

運行開始セレモニー

開催日時
平成23年10月15日(土)12:00~12:35
開催場所
岡山電気軌道㈱東山北車庫(岡山市中区徳吉町2-8-22)
式典後、ご招待客による試乗、13:30頃より車庫内にて一般内覧会
15:00以降、営業運行
式次第
開 式
主催者あいさつ
岡山電気軌道株式会社代表取締役社長 小嶋光信
来賓祝辞
国土交通省中国運輸局長 荒井伸 様
岡山県知事 石井正弘 様
岡山市長代理都市整備局長 筒井祐治 様
テープカット
国土交通省中国運輸局長 荒井伸 様
岡山県知事 石井正弘 様
岡山市長代理 岡山市都市・交通・公園担当局長 筒井祐治 様
岡山県議会議長 河本勉 様
岡山市市議会副議長 三木亮治 様
NPO法人公共の交通ラクダ理事長 岡将男 様
ドーンデザイン研究所代表 水戸岡鋭治 様
三友保育園園児代表 園児代表者 様
岡山電気軌道株式会社代表取締役社長 小嶋光信
岡山電気軌道株式会社代表取締役 松田久
鍵の引渡し
三友保育園園児代表 園児代表者様より
MOMO2一番電車運転士 國冨謙昌運転士へ
関係者乗車

MOMO2車庫出発
閉 式

MOMO2の運行ダイヤ

MOMO1が運休中の10月16日(日)~10月27日(木)まではMOMO1の運行ダイヤにより運行
土・日・月・木曜日は東山線運行、火・水曜日は清輝橋線運行
運行開始後の初運休日は10月21日(金)
★この日はワイン電車運行開始日となり、MOMO2によるワイン電車初運行となります。

ワイン電車運行日:
10月21日~5月25日の毎週金曜日18:30岡山駅発
乗車運賃:
一人3,000円(電車運賃込)
お申込先:
TEL:086-272-5520 FAX:086-272-1288

MOMO1・2を使用しての運行は、10月28日(金)より、実施となります。
運行内容:現在のMOMOの運行ダイヤ
東山線(通年)17往復、清輝橋線(平日)23往復(土・日・祝日)24往復を使用して、1週間に各6日運行、1日運休。
運休日:MOMO1 運休日:毎週火曜日
 MOMO2 運休日:毎週金曜日
各車の運行路線については、運行日当日朝、決まります。

*MOMO2サポーターも当日より、募集を開始いたします。
1口1,000円~10口以上の方は、MOMO2車内にお名前を掲示させていただきます。

車両概要

MOMO2に無線LAN(WiFi)とお試し用ギャラクシータブ2台を設置

車両名称
MOMO2(呼称:ももツー)
車両型式
9200型 1011号
導入台数
1編成2両
車両価格
2億8000万円
車両重量
25トン
乗車定員
74人
座席定員
20人
車体寸法
長さ18メートル、幅2.4メートル、高さ3.28メートル
製造会社
新潟トランシス株式会社
MOMO同様、三次曲線のフロントガラス、パンタグラフ、ブレーキシステムドアとその開閉等システムなどはドイツより輸入)
内  装
床、イス等はMOMOと同様に天然木を使用。
1両はホワイトアッシュ(モクセイ科トネリコ属のアメリカ産広葉樹)白色
1両はウェンジ(マメ科 アフリカ産広葉樹)黒紫褐色
…と、全く違うイメージの空間となっています。
特  徴
○室内にデジタルサイネージ(液晶表示装置)を設置(MOMO1はデジタル表示装置)。
文字情報だけでなく、カラー写真、図なども自由に表示でき、あらゆる情報をわかりやくすお伝えすることが出来ると共に、画面の表示も約3倍の大きさとなり、見やすさを追求しています。20インチワイド画面(縦25.5cm×横44.6cm)
○ドライブレコーダーを1両に4基×2 計8基設置(熊本市交通局に続き本格的に設置したのは全国2例目)
○飲食用に、着脱式テープル等を設置。
○ご自由にお使い頂けるクッションも常設(お客様の声を反映しました)。
○料金箱を7000型同様1030mmの高さ(MOMO1は1065mm)とし、ご利用頂きやすく改良(お客様の声を反映しました)。
導入の効用
○MOMO2導入により、全線(東山線・清輝橋線)にバリアフリーの車輛が毎日走る(金曜日以外) ことが可能になります。
○世界一の内装を持つ路面電車MOMOが一段とアメニティ度を増して街のにぎわい創出の一助を目指します。

MOMO1の導入時は、水戸岡鋭治デザイナーにより、内装を新車時からオリジナルに全面改造を施し、第一回鉄道大賞を受賞するなど全国的にも注目され、その後、同型が高岡万葉線6両、富山ライトレール7両、富山市内線3両、熊本市電2両、計18両が導導入されていますが、MOMOは理想的な超低床路面電車として教科書にも数度取りあげられ(近々では23年度の高校美術の教科書に掲載)次世代路面電車のモデル車両となっています。

MOMO2は全国で85両目の導入ということになりますが、欧米では一度に50編成ほどの導入が一般的なほど、市街地の公共交通としてはなくてはならない位置づけとなっています。

MOMO2デザインコンセプト

MOM02 2011・9・20 DON DESIGN ASSOCIATES

MOMO1は人と街を楽しくする
MOMO2は人と街を美しくする

人と街を楽しくしたMOMO1の次世代モデルMOMO2は、人と街を美しくする
MOMO1を成長させ、進化させ、時代の求める公共の用と美を正しく伝える「街の動くランドマーク」を目指す

■エクステリア
MOMO1とMOMO2のエクステリアはまったくの同形同色
ヘッドライトだけをリデザインした
2つのMOMOが同じ外観を共有することで、連続性・統一性をもった端正な雰囲気が生まれ、「MOMO」シリーズとしてのアイデンティティが高まる
■インテリア
MOMO2の車内は2つのゾーンに分かれる
Aゾーンは濃い茶色に仕上げた温かい木のインテリア。高級感あふれる落ち着いた空間

Bゾーンは白を基調にした超モダンでコンテポラリーな空間。明るく健康的な未来を感じさせる夢のある車内

MOMO1のウッディでエコロジカルなデザインと、MOMO2の古典とモダンのコラボレーションが、これからの公共の乗り物の新たなシーンを指し示すことができれば幸いです。
水戸岡鋭治

岡山電気軌道(株)
086-272-5520

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