リョービシステムサービス 美術作品を高精細デジタル画像でアーカイブ 竹久夢二生家に設置

リョービシステムサービス「iRS BROWSER アイリアルスコープブラウザ」を
夢二生家に高精細デジタルアーカイブとして設置

公益財団法人 両備文化振興財団(岡山県岡山市中区浜2-1-32、理事長:小嶋光信)では、夢二生家(夢二郷土美術館分館、所在地:岡山県瀬戸市邑久町本庄))にて、高精細画像で収蔵作品をご覧いただけるデジタルアーカイブ「iRS BROWSER アイリアルスコープブラウザ」(株式会社リョービシステムサービス製)を日本でいち早く導入、夏休みに併せて来館者にも7月17日(木)午後より公開しております。
作を、最先端の技術でご覧いただいています。

画家の生家を美術館として公開しているのは全国的にも珍しく、約250年前に立てられた生家の、かつて酒蔵だった場所を改装して肉筆作品を展示しておりますが、作品展示数が限られるため、もっと夢二作品に親しんでいただきたいという想いから、夢二郷土美術館所蔵の代表的な78作品(81点)を高精細画像でお楽しみいただき、なかなか肉眼では見えづらい細部までご覧いただいています。なお、夢二郷土美術館の所蔵作品の高精細画像を見られるのは夢二生家だけです。

*このシステムは両備グループの情報関連事業者、株式会社リョービシステムサービス(本社:岡山県岡山市南区豊成二丁目7番16号、社長:松田久)のオリジナル開発によるもので、現在全国への営業展開を始めております。
*システム本体価格:200万円代から

サービス開始:
平成25年7月17日(水)午後~
実施場所:
夢二生家内 居間(岡山県瀬戸市邑久町本庄)パソコン46インチ1台設置
公開画像:
「一力」「こたつ(夢二の現存する作品の中で最大の対の屏風)」「立田姫」「早春」「秋の憩い」「童子」「加茂川」など、78作品

「iRS BROWSER アイリアルスコープブラウザ」とは

(株)リョービシステムサービスが独自に開発した、図書館・美術館・博物館・文書館向けの収蔵品管理システムで、細かな検索機能を使い、直感的な操作で目的の資料をスムーズに検索、閲覧することができます。
更に独自開発ビューワを標準装備しており、(株)リョービシステムサービスの超高精細デジタル画像作成サービス「iRealScope System アイリアルスコープシステム」で作成された1億画素のデジタル画像など、高精細なコンテンツをスムーズに表示・拡大することが可能です。まるで目の前に作品があるかのように、そして肉眼で見る以上に細かく作品を閲覧することができます。
夢二郷土美術館は、当システムの導入第1号で、本年2月より館内での収蔵品管理を開始しております。
このシステムは施設側でシステムに登録した収蔵品の目録・画像データを、そのまま来館者向けの閲覧用パソコンや、インターネット上で公開することができ、最新のラインアップを閲覧可能になることから、本年4月には茨城県近代美術館でも採用され、館内及びインターネット上で公開を開始しており、今後も全国の施設での採用拡大が期待されています。

夢二郷土美術館分館「夢二生家」「少年山荘」ご案内

開館時間
午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(ただし、月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日が休館)
入館料
夢二生家、少年山荘の二館をご覧いただけます。
大人500円、中高大学生250円、小学生200円、団体20名以上2割引
連絡先
tel : (0869)22-0622
e-mail : info@yumeji-art-museum.com
夢二生家
竹久夢二が生まれ、16歳までを過ごした家です。現代では珍しくなった茅葺き屋根の伝統的な日本家屋は、約250年前に建てられました。夢二の子ども部屋や、建物や庭など外観も夢二の生前そのままに保存し、公開しています。夢二生家内でも、夢二の掛け軸や屏風、スケッチなどの作品の展示を行っています。 夢二生家入口には有島生馬氏が記した「竹久夢二ここに生る」の碑がみなさんをお迎えします。
少年山荘
竹久夢二が自らデザインを手がけた洋風建築を、夢二生誕95年を記念し、1979(昭和54)年夢二の次男、不二彦氏の協力で復元したものです。
1924(大正13)年、夢二は東京にアトリエ付き住居を建てました。少年山荘の名前は、中国の「酔眠」という漢詩の中の一節から、少年の日のように春の長い一日を過ごしたい、との願いを込め夢二が名付けました。建物の周りにはサンキライやクヌギなど、少年山荘の周りに当時夢二が植えていた木と同じものを植栽し庭の様子も再現。雑木林の中の「少年山荘」での夢二の暮らしの風情を感じながら、建物の中では、夢二生前の写真などを展示しています。

株式会社リョービシステムサービス
夢二郷土美術館