両備グループ
代表 兼CEO 小嶋光信
混雑しがちな市内は路面電車で、走行しやすい郊外では電気バスで、という次世代のカーボンニュートラルを実現しつつ、定時制と簡便性を兼ね備えた夢のデュアルモードモビリティができないか考えていたところ、レンタルのニッケンさんのご協力で鉄道に使うダンプカー軌陸車をお借りして1月25日の路面電車運行終了後の深夜、ワクワクしながら実証実験を行いました。
この試みは、作業用軌陸車を使用した鉄道での作業をテレビで見かけて、完成度の高い軌陸車であり、これは路面電車にも使えて線路がないところはバスで運行するというデュアルモードモビリティになる!と閃いたのがきっかけで、松戸にあるレンタルのニッケンさんの工場を訪問し、軌陸車の実物を拝見して確信を得、南大太郎(ビジネスネーム)社長にお願いして実現しました。
当日の実証実験では、レンタルのニッケンさんのスタッフの皆さんのキビキビとした行動と、「やってみよう!」という熱意と、両備グループの関連部署メンバーの熱意とが大いに化学反応を起こして、夢あふれる実験となりました。
今回の実証実験の目的は、鉄道よりカーブがきつい路面電車のレール上での走行の安全性を中心に路面電車機能とバス機能が効率的に働くかの検証を実際に乗車して確認し、必要なデータを集めることでしたが、思った以上にスムーズな走行で、軌道から道路への切り替えもセンサーや監視カメラなどの技術力を駆使して開発すれば短時間での切り替えが可能という自信が持てる結果となりました。
これから今回の実証実験のデータなどを基に検討して、事業計画の方向性が出れば、3~5年で開発して実用化したいと思っています。
夢の乗り物に乞うご期待です!
両備グループ