第20回海の日記念行事開催!
―「海の安全」テーマに小学生乗船無料キャンペーンを実施―

両備グループ
代表兼CEO 小嶋光信

両備グループ・フェリーユニットの定期航路で海の日記念催事を今年は7月16日から18日の三日間実施しました。

この行事は(一社)日本旅客船協会主催で、「海の日」の小学生無料キャンペーンを実施して20回になります。

コロナ禍にも負けずに(一社)日本旅客船協会の加盟各社のうち全国で58事業者(77航路)が参加し、そのうち(一社) 中国旅客船協会では18事業者(25航路)が参加しました。

両備フェリーユニットとしては今年の「海の日」の行事のテーマを「海の安全と実技」として岡山運輸支局にもご協力いただき実施しました。

「海の日」が国家の祝日である国は世界で日本だけです。日本は四方を海に囲まれて海によって安全に守られており、また海洋性気候で四季折々の豊かな環境の海洋国家だからです。

「海の日」は明治9年明治天皇が東北巡幸されるとき、通常は軍艦を使うのですが、その際は灯台船明治丸を使われて、7月20日に横浜港に帰った日を記念して制定されたものです。

今度のロシアのウクライナへの侵略のように、陸地で国境を接している国々は国民の安全を守るのは大変ですが、日本は海に守られ海によって豊かな恵みをいただいているのですが、どうも最近はそのことを大事にし、海洋国家であるという意識が希薄になっているのではと思っています。

特に子供たちが海水浴をあまりしなくなり、プールの水泳で海に親しむことが少なくなって海への想いが希薄になっているのではと心配しています。

そこで(一社)日本旅客船協会で20年前から始めた行事です。

両備グループでは旅客船事業を展開する国際両備フェリー(航路:新岡山港~小豆島・土庄港、高松市・高松港~小豆島・池田港)と瀬戸内観光汽船(航路:日生港~小豆島大部港)、神戸ベイクルーズ(神戸港遊覧航路)と津エアポートライン(津なぎさ港―中部国際空港航路)では、独自の取り組みとして、7月16日から18日の3連休を小学生乗船無料とし、初日の16日(土)に国際両備フェリーの新岡山港で、18日には瀬戸内観光汽船の日生港で記念行事を開催しました。

今年は知床での稚拙な運航による信じられない悲惨な海難事故があったことでもあり、海は本来キチンと管理して運航すれば安全であるというアピールも兼ねて「海の安全と実技」をテーマに「キッヅ船員学校二日コース」や「一日安全子ども船長」などの行事を新岡山港と「おりんぴあどりーむせと」で実施しました。

「キッヅ子ども船員学校二日コース」では岡山運輸支局の幹部による手書きの紙芝居風に分かりやすい「海の安全に関する講義」が行われて、救命胴衣の着用訓練や消火活動の実技などが楽しくそして有益な体験型で実施されました。

キッズ船員学校二日コースの修了者には「こども船員免許」が交付され、8月末までの無料乗船が出来る資格が付与されました。

また瀬戸内観光汽船では「海の日」の18日に楽しい行事が行われました。

新岡山港とおりんぴあどりーむせとでの行事概要

11:00  セレモニー 開始
・「キッズ安全一日船長」を、抽選で1組(1家族)
11:30  乗船
*一日船長 操舵室へ移動
11:40  ブリッジ見学・一日船長アナウンス
11:50  航海当直(双眼鏡による見張り、レーダー監視・報告)
*キッズ船員学校 実施内容  テーマ 海の安全と実技
12:00  岡山運輸支局「海の安全に関する講義」
12:15  救命胴衣着用体験、避難訓練
12:30  お弁当(サロンルーム使用)
12:50  下船誘導
13:00  消火訓練
13:30  キッズ船員学校 修了式(こども船員免許配布)

両備小豆島フェリーグループ