国際両備フェリー
社長 小嶋光信
小豆島八十八か所の霊場は全国唯一全て弘法大師が開かれ霊験あらたかだと言われており、2023年には生誕1250年を迎えます。
コロナ禍で日本も世界も大変ですが、こういう時こそ心の安らぎを求めて若い人たちもスピリチュアルな癒しを求めてミニ遍路などが見直されてきています。
両備グループは「瀬戸内海を世界の観光地へ!」とワンダフルセトウチなどの活動を続けていますが、その中心を両備フェリーユニットが3航路を運航している小豆島においています。
お遍路さんは先達という組織があり全国的に盛んで以前は小豆島の巡礼に30万人以上の人が島遍路に行かれていましたが、ご多分に漏れず少子高齢化で現状は火が消えたようになっています。
そんな中で若い女性たちを中心にエンジェルロードなどのスピリチュアルな観光地に加えてミニ遍路にブームの兆しが見られます。
しかし、小豆島の霊場巡りもアクセスが悪く、その上場所が分かりづらいので、何とか若い人たちも気軽に巡礼をということで「お遍路レンタカー」を登場させることにしました。
お遍路レンタカーには、小豆島に来てから霊場巡りのお遍路をしようと思いついた際、何も用意をしていなくても気軽に楽しんでいただけるよう全てが揃っています。
①お遍路セット搭載(笠、鈴付き杖、白上衣、数珠、バッグ)
②車載ナビには、八十八ヵ所の霊場所在地インプット
③CD完備 歌う般若心経CDをインプット(今治・海禅寺副住職 薬師寺寛邦氏歌唱)
④マット&ラジカセ搭載(お気に入りの場所で瞑想出来るように車内に完備)
⑤小豆島霊場や各寺院に関する資料ブックやお遍路に関する資料を搭載
お遍路の楽しさでラッピングされたレンタカーは両備グループのクリエイティブサポート部がデザインしたものです。
今日は小豆島霊場会総本院で会長の保安寺住職はじめ幹部のご住職の皆さんの安全祈願とともに、厳かに「お遍路レンタカー」の序幕を、土庄町と小豆島町の両町長もご出席いただき、素晴らしい秋晴れの下で盛大に執り行なうことが出来ました。
両備グループとしては、小豆島の皆さんが事業の多角化にレンタカーをされるなら、これら「お遍路レンタカー」のデザインやノウハウは全て公開し「お遍路レンタカー」の普及をどんどん進めて行きたいと思っています。
ご挨拶で保安寺のご住職がこのレンタカーの名前を「鈴の音号」は如何とご提案があったので、即決で「鈴の音号」に決めさせていただきました。
さわやかな鈴の音とともに、小豆島の皆さんの心温まる「お接待」を受けられて、このコロナ禍を「お遍路レンタカー」で楽しんで、元気に乗り切っていければと思っています。
<参考>車両概要
車両名:スズキ・ワゴンR(軽自動車/島内の狭路対応のため、ハイブリッド仕様車
乗車定員:4名
車体サイズ:全長:3395mm全幅:1475mm全高:1650mm