Message代表メッセージ

2019.03.09

「おりんぴあどりーむ せと」が進水!

両備グループ
代表兼CEO 小嶋光信

「瀬戸内海を世界の観光地に!」という意気込みで毎年ツーリズムEXPOに出展し、昨年は準グランプリで表彰を受けていますが、まずはその拠点である小豆島へのクルージングにて、ショートクルージングを楽しんでいただこうとこの「クルーズフェリー おりんぴあどりーむ せと」を企画しました。

またサブテーマを「子どもも楽しいクルーズフェリー」として、次の時代を担う子どもたちにおじいちゃん、おばあちゃんやお父さん、お母さんと家族ご一緒に、気軽にクルージングを楽しんでいただける楽しい工夫をいっぱいしてあります。

本船は「おりんぴあどりーむ」の2番船として、もちろん水戸岡さんのデザインで創られていて、楽しく、奇抜なアイデア満載の船です。

本船は1番船の「おりんぴあどりーむ」と同じように、私が当初外観デザインした「にゅーおりんぴあ」の360度のプロムナードデッキとサロンとしてのキャビンを持った4階建ての「客船フェリー」を踏襲していますが、更に、更にバージョンアップしています。

1.船内のキャビンにはラウンジやピアノ、キッズルームなどが配置され、外航クルーズ船に乗っているような雰囲気を十分に味わえ、パーティもできます。

2.4階には子どもも大人も楽しめるミニトレインが走り、船長さんになった気分でラットを持って遊んだり、渡り廊下で3階に降りると滑り台やブランコなど海を走るミニ遊園地のような楽しさがあります。どんなミニトレインが走るかはヒ・ミ・ツです。

3.3階には夏場にはソーメン流しやティーパーティ、ビアパーティ、バーベキューパーティなども楽しめる設備を配しています。

「見てワクワク、乗ってドキドキ」の楽しさが両備の乗り物のコンセプトですが、世界で初めて「海を走る遊園地」として大人も子どもも楽しめる仕掛けをふんだんにしてあります。

本船を企画したのは、瀬戸内海で40年近く海の観光に努力してきましたが、残念ながらこんなに素晴らしい瀬戸内海でありながらクルージングが栄えないのが理由です。

瀬戸内海は対岸が見えて大きな湖や河みたいだからという人がいたり、大きな橋が3本も架かってしまって陸続きになってしまったからという分析があったりしますが、小型の遊覧船があるぐらいで、一向に本格的クルージングが発展しません。

何とか瀬戸内海を海の観光地にしようと前回の瀬戸芸で「瀬戸芸5島を巡る島一泊クルーズ」のテストマーケティングをしましたが、毎日運航にまで育てるには、ひとまずこの「島一泊クルーズ」と「岡山―小豆島航路」の定期船で手軽にクルーズを楽しめるように工夫しました。

例えば、本船投入で時刻表は若干変わりますが、今のダイヤで説明すると、

1.クルージングのみを楽しむには新岡山港から8:30分にのって、折り返し11:00に岡山港に帰る2時間半のミニクルージング

2.クルージングとオプショナルツアーのプランでは、

あ)新岡山港8:30に乗り、9:40に土庄に到着、オーキドホテルで温泉に入り、お昼をホテルでソーメンを食べて、帰りは13:00に乗って14:10に新岡山港に着く半日クルーズ

い)さらに帰りを伸ばして、オーキドホテルのサイクルステーションでレンタサイクルやレンタカーして島内の「迷路のまち」やエンジェルロード、寒霞渓、二十四の瞳映画村や小豆島ミニ霊場巡りで16:30に乗って新岡山港に17:40に帰るワンデークルーズ

う)クルーズして島内宿泊クルーズ

など工夫次第で「近い海外・小豆島」をクルージングとオプショナルツアーと宿泊で満喫できます。

これから船の内装・艤装をしてこの5月1日に就航予定です。

ぜひ世界で初めての小型のクルーズフェリー「おりんぴあどりーむ せと」でお手軽なクルージングをお楽しみください。

両備フェリーカンパニー

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