第35回両備グループSSP-UP技能コンテストが開かれる!

両備グループ
代表兼CEO 小嶋光信

恒例のSSP-UP大会が、今年は台風の影響で9月開催から12月開催になり、暖冬かと思わせる前日までと打って変わってこの冬一番の寒さの中で開催されました。

今年は、ベトナムのフォワーダーやドレージ輸送のASLコーポレーションのシンディ―会長兼CEOご一行や、お取引先と安全関係の大勢のご来賓で国際色豊かな賑やかな大会になりました。

物流部門ではご協力会社のみなさんも加わり、出場選手の皆さんも大変緊張した大会でした。

この大会は両備グループ安全マネージメント委員会が中心となりグループの全ての交通各社で構成されていますが、鉄軌道あり、フェリーあり、バスやトラックやタクシーという陸海と旅客と貨物もという交通多業種の「安全・技術運動会」のような大会は全国でも珍しく、だんだん評判になって全国から見学者が増え、「我が社でもやってみよう」という声も出てきています。

この大会の大きな特徴は両備グループの労使が大会の運営をしているということで、まさに「労使強存・強栄」の真骨頂です。安全の基盤は労使の信頼が必須です。

今年は、物流部門のフォークリフトで水をタライに入れたものを運ぶという競技や、フェリー部門でもバルブの組み立てという超難関な競技が加わり、皆さん大いに汗をかいて奮闘してくれていました。

バス部門では、岡山電気軌道が昨年は日常点検で1位、運転技能で3位でしたが、今回は3部門で1位を独占し、今年はやるぞと精鋭を集めて素晴らしい技術を披露してくれていました。

選手の技術・技能もさることながら、担当の幹部が真剣に取り組んで選手をキチンと社内の選抜競技までして選らんだ会社が良い成績だった。という明暗がハッキリ見られ、現場の管理はCOOはじめ管理職・幹部の熱意で決まることが垣間見られるところがこの競技の面白いところでしょう。

毎年の楽しみは新入社員などの若手社員のスピーチコンテストと問題解決のプレゼンテーションです。

今年のスピーチのテーマは「未来につなぐ!両備でもらった忠恕の心」で、ポイントは、
1.「真心からの思いやり」を感じた経験を具体的に話せているか?
2.自身の経験を未来につなげていく想いを話せているか?
3.聴衆を意識してスピーチが出来ているか?
の3つでしたが、皆さん本当に忠恕を理解し、思いを語ってくれている姿に感動しました。

また、問題解決のプレゼンテーションでは、人手不足の中でプロドライバーの採用の問題解決やそれぞれ職場の問題を的確にとらえ、堂々と問題解決を語っている姿を大変頼もしく思いました。

会場の寒さと裏腹に、本当に真剣に取り組む皆さんに心がポカポカ温かくなりました。この現場の技術職や若き社員の思いや熱意を如何に汲んでいくかが両備グループの今後を決めるでしょう。

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