両備グループ代表兼CEO
小嶋光信
両備グループは永年「信託経営」をモットーに、グループ各社は親会社、子会社関係を創らず、自主自立の独立採算で逞しく、お互いにもたれ合わないで経営をしてきました。
お陰様で、グループ内には赤字会社が無いという素晴らしい業績と誇りが職場に生まれて106年を過ぎたのですが、その反面グループ内の各社の交流やシナジーが生まれにくいということもありました。
バス系や情報系などの一部の会社ではOB会がありますが、あってもご多分に漏れず縦割りで、ほとんどは退職したら「たまルンカード」での繋がり以外は無くなっているのが現状です。
人生のほとんどを両備グループで働いていただいて、定年がきたら交流がないというのも淋しいし、その後の人生を楽しくまた「両備と定年後もつながっている」ということが何かの人生の安心感になっていただけないか、両備各社のサービスや商品の利用にも恩典があり、実質的にもプラスになるように運営できないかということで両備ホールディングス・阿部専務に指示してこのたびOB会設立の運びになりました。
会の名前も両備グループは「忠恕:真心からの思いやり」を経営理念にしていますので、「両備グループ忠恕の会」と決まりました。
会長には、長年両備バスの専務として活躍してくれた佐藤允彦さんが設立総会での満場一致で、渋々ながら、覚悟を決めて積極的に引き受けてくれました。
さすがに両備グループのOBの猛者の会、喧々諤々2時間の議論の末に、落ち着くところに落ち着いて、規約や内規が決まりました。
毎年創立記念月の7月に総会をする方向で皆の意見も一致し、一部腰の引けていたメンバーも、決まれば「やるなら恥ずかしくないように両備らしく大々的にやろう!」とだんだん気合が入ってきました。まさに両備精神の真骨頂です。
2016.12.13
両備グループ