防犯広報電車・出発進行! – 日本一、安全・安心なまちづくりに向けて –

岡山電気軌道 社長
小嶋光信

毎年恒例の「鉄道の日」のイベントがJR岡山駅前と東山の路面電車車庫の2会場で催されました。

東山会場では、今年も岡山県警の防犯運動にご協力して、路面電車一両を「防犯広報電車」として提供し、運行することになり、その出発セレモニーをしました。三毛猫・SUNたまたまちゃんも出席して、「犯罪は許さないニャン!」と元気に叫んでいました。

両備グループは、公共交通利用で「歩いて楽しいまちづくり」運動を提唱し、2002年にLRT「MOMO」の投入と、2004年に高層マンション「グレースタワー」を完成させました。市内中心部は、ヨーロッパ型の「環境」と「健康」「交通安全」の観点で、マイカー利用から公共交通利用へと転換して、「歩くこと」を中心とするまちづくりを目指したのです。郊外へのスプロール化で空洞化した街を、中心市街地へ再び居住者を導くためのLRTとタワーマンションの提案でした。

ここ数年、「コンパクト」と「ネットワーク」ということがこれからの公共交通再生と地域活性化のキーワードとして語られ始めましたが、その先鞭をつける活動になりました。

「歩いて楽しいまちづくり」には「安全」「安心」が第一で、岡山県は地震や天災が少なく、住みやすい地です。より一層、「防犯」を徹底して、子ども達が安心して外で遊べ、皆が心地よく歩ければ、「日本一、安全・安心なまちづくり」も総合得点でトップ入りが間違いありません。

20161010

2016.10.09
岡山電気軌道