両備グループ代表 兼CEO
小嶋光信
全国でも初めてかもしれませんが、民間企業グループのウェブによる健康塾が今年から開催されることになり、岡山以外の在勤社員の皆さんの健康志向に一役かってくれると思います。
両備健康塾は、「日本一の健康社員づくり」を目指して2006年に開設し、「病気になってから治す」から「病気にならないように生きる」ことを目的にしています。人間ドック受診も35歳からとし、「両備元気塾」で新入社員や青年社員から健康思想を持ってもらうようにオペレーションしています。
人間はお腹が空いたら何を食べてもお腹がふくれれば良い、働いているからわざわざの運動は必要ないと思っている人が多いという日本は、先進国でもワーストの健康思想のガラパゴスです。
二足歩行になって、人間は二つの病気、すなわち「腰痛」と「内臓疾患」という病と、前頭葉という「思いやり」や「優しさ」、「悲しみ」や「喜び」を感じる脳を神様から授かりました。
いわゆる無病息災に生きるには努力が必要で、49以上の栄養素を含んだ多種類の食べものを食べること、特に最初に野菜から食べることと、「歩く」ことや両備健康体操、ラジオ体操などの全身運動が必要です。
昔は「健康に良いから嫌いでも食べなさい!」「食べてすぐ寝ると牛になる」と子どもの頃によく両親に言われました。嫌いでも健康のために食べなさいということは分かりますが、食べてすぐ寝ると牛になるというのは、それなら人間は皆、牛になってしまうので迷信だと思っていました。
しかし、この前、本当に「牛」になりました。酔って食べてゴロッと寝たら突如苦い味とともに苦い食べ物が口に戻ってきて、牛みたいに反芻するようになったのです。これは、「逆流性食道炎」と言って、寝ていると食べ物が逆流して、胃酸という強い酸が食道の噴門というところを焼いて、食べ物が逆流するようになるのです。牛が食べ物を口に戻してクチャクチャと食べることに似ているので、「牛になる」と例えたと分かりました。それでも食べて酔ってすぐ寝て、胃酸の逆流を放っておくと、大変怖い食道癌になります。
また、これも怖い糖尿病と糖尿病予備軍も現在、グループで約1,300人もいて、大変心配ですし、若い女性が転ぶだけで骨折することも現代病の一つです。
健康の大切さに気づいたら、両備グループの行動規範である「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」ことで人生の幸せの切符を掴みましょう。若い時から健康思想を持つことが一番良いのですが、歳を取ってからも今さら健康?と思わず、早ければ早いほど実行すれば幸せ度は上がります。女性の皆さんも「健康」が最高のお化粧であり、エステだって知っていますか?
この元気塾、健康塾で正しい知識を早く持って、素晴らしい人生を歩んでください。
2016.09.18
両備グループ
両備健康づくりセンター