第二回ひがしやま備前焼市大好評のうちに終了!

両備グループ代表兼CEO 
小嶋光信

両備グループの地域への恩返しの一環として進めている地方創生の第一弾に、「備前焼」の支援として「ひがしやま備前焼市」を昨年から始めました。

今年は、五月晴れと言いますが、素晴らしい好天にも恵まれて「第2回ひがしやま備前焼市」を、開会前から並ばれた大勢のお客様の入場とともに開会しました。

開会にあたっては、友情出演のSUNたまたまちゃんも「暑いニャー!」「凄い人手だニャー!」と叫びながら立派にテープカットに参加しました。

岡山の誇る備前焼も、備前市の産物というような昨今の風潮で、岡山県民がこぞって応援という姿が乏しいので、旧備前岡山藩の城下町である岡山市で、みんなの手で応援しようと始めた「ひがしやま備前焼市」です。昨年は、岡山市周辺の皆さんに備前焼を知っていただく、使っていただく目的で開催し、なんと8,000人もの市民が集まっていただきお陰様で第1回を盛会にキックオフできました。

今年は県内、中国地域にまで広がってくれればとの思いでしたが、マスコミの皆さんが報道もしてくださって、SUNたまたまもびっくりする大盛況になりました。

会場には東山公園を選びました。東山一帯は岡山電気軌道が玉井宮のあるこの地に本社や車庫が築かれたことから発展し、偕楽園という今でいうレジャーパークや映画館、東山温泉で賑わったところでした。いわば玉井宮の門前町として賑わった跡地も東山公園となり、岡山市で初めての噴水が作られるなど由緒あるところでした。

しかし、最近は子ども達の遊ぶ姿もあまり見られなくなり、寂れた地域になってしまいました。江戸時代には池田光政公の質素倹約政策のために城下町ではお祭りなどはこの東山の峠の玉井宮を中心に行なわれていたのです。このような歴史的背景から、備前岡山藩の名品だった備前焼のお祭りを伊部では秋、春は岡山市でと言うことで盛り上げようとここ「東山公園」で企画したのです。

今年は珍しい青備前で創った記念切符も好評に発売されました。

今年は作家さんの参加が3名増え、テントの数も全体で6テント増えてボリュームアップしています。

親子三世代が備前焼に触れ、「こんなに備前焼が素晴らしいとは思わなかった!」「思っていた以上に安いんだな!?」「備前焼とともに美味しいものが揃っている」と大好評でした。

昨年のお客様の反応から、作家さんや窯元でも若い人にも好まれる備前焼の創作をしてくれていて、特にデザイナーと共同開発の「洩れない、垂れない醤油注ぎ」や、青備前、白備前がいままでの備前の作品に加わって、みなさんうれしそうにぐい飲みや徳利、お茶碗をお買い求めいただきました。

「今晩これで一杯やって、ご飯食べるのが楽しみだ!」と喜んでいただく声を聞くと、「ああ、やって良かった!」と思いました。

作家さんや出店のみなさんんとともに、お世話をした両備グループワッショイサポート部始め参加の社員、幹部も真っ黒に日焼けして、最後までキビキビと頑張って盛り上げてくれました。

来年はいよいよ3年目、独り立ちできる祭りに向けて頑張ります!

20160521

両備グループ