岡山三菱ふそう自動車販売
会長 小嶋光信
5月10日、水島支店の増改築工事の地鎮祭を挙行しました。通常地鎮祭は社長に任せていますが、ここを昭和50年代の半ばにオープンしたとき、この土地は元両備運輸の土地で思い出があったので、是非出席しようと思いました。
当時、両備運輸は、昭和48年のオイルショックの直撃を受けて、その再建のために私が帰ってきて、3年でやっと黒字化し、企業拡大のために資金が必要だった時で、岡山三菱ふそうも、最もヘビーユーザーの多い水島地区で整備工場を持ちたかったので、お互いに土地を売買しました。
その経緯は、岡山三菱ふそうは構造不況に襲われ、特に割賦手形の不渡りが累増しているところへ、外資のコンサルタントのサプライサイド、即ちメーカー優位の改善計画で更に業績が悪化して、在庫激増で苦しんでいました。
私は両備運輸と岡山タクシーの再建のメドが立ちだしたころでしたが、松田基両備バス社長に言われて両備側の改善チームの責任者で単身岡山三菱ふそうに入って、若手幹部と改善計画を作りました。その改善計画の中で、ユーザーの多い水島に整備工場を作ることが課題だったのです。 そんな関わりですから、久しぶりの水島支店がどうなっているのかが楽しみだったのです。
当時、岡山三菱ふそうもお金が無かったので、安普請で、整備工場も手狭でしたが、皆さん本当に古いながらも綺麗に効率よく、遣り繰りして使っているのが分かり感心しました。
今回の増改築で、岡山三菱ふそうでは初めての洗車専用リフトを導入、下回り塗装場も整備され、加えて廃オイル等のバキューム装置も設置されたことで、近代化され、効率も良くなるでしょう。
これでお客様へのサービス向上になりますし、生産性も各段にあがると思います。
厳しい時代だからこそ、攻めの経営でお客様第一の経営を進めたいと思います。