-両備グループ100周年記念- 未来のバス 子ども絵画展表彰式

両備グループ
代表 小嶋光信

今日は、岡山駅のバスバースでは、朝から瀬戸内国際芸術祭会場の犬島への連絡バスに長蛇の列で、またこの会場も表彰を受ける子ども達とご父兄で熱気に満ちています。久しぶりに、お客様とともに両備バス、岡電バスここにありの一日で、大変嬉しく思いました。

両備グループは、この7月31日に創立100周年を迎えましたが、マイカー時代に押されて衰退している地方の公共交通の維持、発展に努力しています。この100年の感謝のしるしに、元気な地方の電車や路線バスという公共交通を次代に残していこうと、和歌山電鐵や中国バスの再生を通じて、新しい法律が出来る一助になる努力をしてきました。また、恒久的な対策として、財源に裏打ちされた交通基本法の成立を必死に応援しています。

皆様も、人生で活躍しているときは、マイカー中心ですが、人生の入り口の18歳未満までと、免許があっても運転が危なくなる70歳以上の高齢化した時、この2回の人生の時期を、必ず使う公共交通の重要性にご理解をいただきたいと思います。地方で公共交通が無くなれば、子供達もご老人も住めなくなってしまうのです。これらを守る交通基本法の成立を是非応援していただきたいと思います。

100周年の記念事業として、次代の子ども達に公共交通への夢を持っていただくために、2つのバスを造りました。一つは、両備グループの母なる西大寺鉄道の気動車を21世紀に再現したバスで、当時同様自転車も乗れます。もう一台は21世紀の夢のあるバスで、電気で動くハイブリッドバスです。ソーラー発電とバリアフリーで環境と高齢者に優しいだけでなく、情報化も施されています。思わず子ども達がバスを見たら、歓声を上げて走り寄るような夢のあるバスを発表しました。

また、子ども達の素晴らしい想像力で、「あったらいいなこんなバス」の絵画の募集をさせていただいたら、700点もの応募がありました。いずれも甲乙付けがたい素晴らしい作品の中から特選5点と入選80点を選ばせていただき、表彰させていただくことにいたしました。子ども達のたくましい、夢のあふれた想像力に脱帽です。これらの素晴らしい作品は、この10月に4台の路線バスにラッピングさせていただいて、皆様に見ていただきたいと思います。

もう一つプレゼントがあります。9月20日のバスの日を祝って、19日、20日の2日間、岡山県内を運行するバス各社が、路線バスに子ども達を無料でご招待します。この機会に、ご父兄とご一緒に素晴らしい岡山をバスで訪れていただきたいと思います。

是非、皆様とご一緒に、安心して暮らせる公共交通のある岡山を、この日本を守っていきたいと思います。

両備グループ