両備グループ
代表 小嶋光信
永年の懸案だった両備グループ全体のポイントカードが、両備システムズの開発努力で100周年記念として実現する事になりました。また、開発中の昨年4月に、岡山高島屋との資本提携が行われたことから、その1周年も記念して、この4月1日から共同発行することにしました。
岡山高島屋との資本提携の目的が、高島屋の鈴木社長の方針の通り地域密着による岡山高島屋の再生であり、その意味でもこの「たまルンカード」はタイムリーな登場になると思います。地方での百貨店経営が厳しさを増す中で、如何に百貨店の良さを引き出していくかが、キーになります。
高島屋グループでも同様のカードを開発していますが、それを敢えて地元企業と共同発行すると言うことは、これまた初めてのことで、それだけ地域とのコラボレーションに期待があるからだと思います。
このカードの名称「たまルン」は、
- 両備グループの地域再生のシンボルである「たま駅長」をマスコットキャラクターとして、岡山地域の活性化も図る。
- 地域カードとしての味を出すために、岡山弁の「ポイントが“貯まるん”」とかけた。
- 「岡山タカシマヤの再生もルンルンでできる」という楽しい駄洒落も取り入れた。
などを考えて命名しました。
当面は両備グループと岡山高島屋の51ヶ所でスタートしますが、ゆくゆくは地域オープンカードとして地元の加盟店も募集していく予定です。今までは、この種のカードは、お客様の囲い込みが目的ですが、これからはオープンカード化が重要で、お互いの顧客資産を活用することが成功のポイントだと思っています。
たまルンカードは、東北関東大震災という大変な時期に産まれましたが、このカードを持って買い物をしていただくと「たまルン震災義援ポイント」として、たまルン加盟店で貯めていただいた7%に相当するポイントを義援金に寄付します。お客様がお買い物をしてくださると、知らず知らずに震災への救援の募金が出来るのです。
またポイントを貯めてくださったお客様のご意志により、ポイントの一部または全部を寄付できるというシステムも取り入れました。
このカードは中学生以上が、入会費・年会費無料で持てますので、若い頃から、お買い物の楽しみを享受していただいて、大人になっても末永いお付き合いをと願っています。
▼ニュースリリース
両備グループ・岡山高島屋 共通ポイントカード会員制度「たまルン」導入について