両備グループ
代表 小嶋光信
学用品を贈るにあたって
東北地方太平洋沖地震発生時に、東京の八重洲のビルでたまたま講演をしていて、あまりに長い、激しい地震に遭遇しました。それがはるか遠くの宮城県沖が震源と知り、その後の津波に言葉を失う悲しみに触れました。
ニュースで、大槌町が津波によって壊滅的な被害を受け、加藤宏暉町長がお亡くなりになられるなど、行政機能を失い、救援の対策に苦悩している姿に触れました。未だ訪れたことのない大槌町ですが、心が張り裂けそうに、やるせない気持ちに襲われました。そして、ブログで大槌町の子供たちのランドセルや学用品が失われたことを知りました。すぐに大槌町教育委員会に連絡したところ、ランドセルはすでに集まったとのことですので、全国の8,000人の社員に呼び掛け、学用品を集めました。
子供たちの心に深い傷を与えた大震災ですが、将来を担う大槌町の児童の皆さんに夢を失わず、悲しみや苦しさに負けず、健やかに育っていただきたいとの願いを込めて、ここに社員の真心からの学用品を贈らせていただきます。