被災地・岩手大槌町に観光バス3台寄贈<

両備ホールディングス
社長 小嶋光信

言葉にならないほど激しい災害をもたらした東日本大震災で、特に大槌町では、町長はじめ多くの皆さんの命が失われ、また持てる物のすべてを失う困難にみまわれたとのことで、心から哀悼の意を表します。

私は、大槌町を訪れたこともありませんが、ただ多くの情報に触れ、最も激しい災害を受けた地域の上、町長が亡くなられ、行政機能まで一時麻痺するという筆舌に尽くしがたい困苦に何とかお役に立とうと、先日、インターネットで大槌町の教育委員会が子供たちの学用品が無くて困っているという状況を知り、社員に呼び掛けて集め、それを27日にお届けしたところです。

私ども両備ホールディングスでも、平成16年の台風で高潮による水害に遭い、玉野営業所のバス約50両を失ったことがありました。大槌町とは比べ物にならない災害ですが、その時の経験で、きっとこの大災害でもバスを失って困っておられる事業者や利用者の皆さんがいらっしゃると思って、路線、観光のバス10両を、グループ各社から捻出してもらって、事前に整備しておりました。そして日本バス協会を通じてお困りのバス事業者を選定していただいたら、奇縁にも学用品をお送りした大槌町の2社が推薦されました。

スクールバスなどにもお使いとお聞きしましたので、大槌地域振興株式会社に中型観光車1両を、有限会社城山観光に大型観光バス2両をお届けします。古い車両ですが、弊社で大事に使って、整備した車両ですから、安心してお使いください。
大槌町のみなさんにバス輸送を通じてお役にたてば幸いです。


両備ホールディングス