日米青年政治指導者交流プログラムの米国上下両院議員等が両備HDに来訪!

両備グループ代表:CEO
小嶋光信

この9月30日に、日本の公共交通の現状と「エコ公共交通大国おかやま構想」についての説明を聞きに、米国上院のマイケル・フレリックス議員はじめ8人の上下両院の議員と地方議員が両備HDを来訪されました。彼らは、日米青年指導者交流プログラム(日本国際交流センター主催)による訪問で、是非公共交通の実情と同構想を聞きたいという特別な依頼がありました。

2メーターを超すかと思うほど背の高いフレリックス上院議員はじめ議員の皆さんと、さび付いた英語でブリーフィングし、ディスカッションをしました。

8人の皆さんは、やはりマイカー社会のアメリカの議員さんで、女性議員のお一人が歩いて通勤している以外は、全て車利用で、地域に鉄道や路面電車が無いらしく、日本の公共交通の実情を興味深く聞いていただけました。

米国はマイカーとバスが主体で、ヨーロッパは公設民営方式、岡山は民設民営で、日本の地方では公共交通の民間の経営だけでの継続が極めて難しい状態になっていること、そのために交通基本法という法律がまさに出来かかっている状況のご説明をしました。アメリカでも先端的な都市ではLRTが主流になり始めてきた状況から、大変興味深く、熱心に討議が出来ました。

エコ公共交通大国構想が、まちづくりにどのように活かされるか、来るべく高齢者社会に、バリアフリーだけではなく、分かりやすさと健康面で、歩行困難や認知症の発症を抑える効果があると説明すると、身を乗り出して聞いてくれました。

岡山市ではこの構想が前に進んでいるかと、流石にアメリカの若手リーダー議員さんの鋭い質問がありました。正直に財政事情が苦しいので、財源の確保をしないと厳しいが、東北大震災があり、その被災地でまず実現する可能性もあると示唆しておきました。

特に弊社で開発した次世代電気バスの「SOLARVE(ソラビ)」や、自転車の乗せられる「SAIBUS(サイバス)」には興味津々で、帰りがけに是非時間があれば乗せて欲しい、岡山のLRV(ライトレールビークル)「MOMO(モモ)」にも乗りたいと言っていただけました。

感触として、やはりエコや高齢化という先進国ならではの問題点は一緒で、「エコ公共交通大国おかやま構想」が十分国際性のあるプランだと確信が持てました。


両備グループ