たまルンカード早くも会員10万人突破!

両備グループ代表:CEO
小嶋光信

今年の3月11日の東北大震災と、その後の福島原発事故で日本は全く変わってしまいました。その先行きが真っ暗な中に、地域を元気にとこの4月から「たまルンカード」を、発行しました。

両備グループの100周年記念と岡山高島屋との資本提携1周年も記念してということもありますが、本来の趣旨は地域で連携できる現金払い対応のポイントカードを作って、地域全体を買い回りで、お客様が駅や表町を回遊して、大きな商圏になってほしいという願いが込められているのです。どんどん駅周辺は活気が良くなっていますが、街の中にその賑わいが広がっていっていません。

高松市は人口30万人で、人口の2倍の60万人の商圏がありますが、岡山市は人口70万人で、ほぼ人口と同じ位の商圏人口しかありません。だから活気がないのです。だから同じどんぶりの取り合い、「同業は親の敵にござる」のように潰しあいの気持ちになってしまうのです。

「たまルンカード」の特徴は、以下の3つです。

  1. 囲い込みのカードでなく、地域に広く使えるようにする、現金のオープンカードとしての機能で、クローズドカードではありません。
  2. 買い物をしていただけば、自動的に大震災への義援金をしたことになります。
  3. 現金カードですから中学生以上から持つことができ、若い時から買い物の楽しみ、ポイントをためて夢を買う喜びを身につけることが出来ます。

これらの特徴が支持を受けたのか、営業努力が効いたのか、僅か半年のこの9月末に念願の第一段階である10万人を超えて、11万人に向かって更に伸びています。10万人目のお客様に、達成記念として北海道宿泊付旅行券をペアで差し上げました。

このカードの名称「たまルン」は、両備グループの地域再生のシンボルである「たま駅長」をマスコットキャラクターとして、岡山地域の活性化も図ろうという気持ちを込めました。 地域カードとしての味を出すために、岡山弁の「ポイントが“貯まるん”」とかけたのです。

岡山が大きく発展するためには、集積力を高めて、商圏人口を拡大し、集まったそのお客様を駅前からいかに回遊させるかが大きな戦略です。後楽園や美術館、博物館群をはじめ、街の中心部の観光集積力を高めることも大事です。キーワードは「競争」から「競創」です。競って争って消耗するのでなく、魅力を競って、創造することです。1キロメータースクエアに入る小さな市内の中心部ですから、市内全体を大きなシティーモールとして、それぞれが魅力創りに頑張って、全体が一つのネットワークで連携して、外に向かって情報発信と集客努力をすれば、岡山に大きな魅力が生まれます。大きな心で岡山が一体感を持てば、素晴らしく発展するのです。


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