岡山三菱ふそう自動車販売株式会社 会長
小嶋光信
牛窓神社の宮司さんの、「本気!根気!やる気!」という朗々たる祝詞で、水島支店の整備工場が竣工され、全面的なリニューアルによって営業開始されました。今まで、こんなに素晴らしい心のこもった神主さんの祝詞を聞いたことがありません。本当に神様が降りてきたのではないかと思わせる、幸先の良い門出です。
水島への整備工場の整備は、岡山三菱ふそう自動車販売(株)(以下岡山ふそう)がオイルショック後の経営不振に陥った約30年前に、両備グループから再建案の作成のプロジェクトリーダーとして、単身岡山ふそうに入り、岡山ふそうの中の若手を中心にプロジェクトチームを立ち上げて、徹底的に分析した成果が縁で生まれました。
多くのお客様が水島におられるのに、当時の支店は鴨方にあり、お客様の対応に適した立地ではありませんでした。お客様は直ぐ整備して、直ぐ使って、車両の効率をあげたいのです。立地が勝負ですが、岡山県の大型トラックについては「水島を征する者が岡山県を征する」と言っても過言でなく、多くの改革点の中でも絶対に克服しなければならない課題でした。
当時、私は旧両備運輸の常務取締役でしたので、幸い当時の両備運輸が水島に空き地を保有していて、そこを買うように勧めました。これが岡山ふそうの水島支店と整備工場の発祥になりました。手狭な整備工場でしたが、実に巧く無駄のない使い方をしており、岡山ふそうの主力の整備工場に成長し、この度の全面リニューアルになったのです。
今回のリニューアルに当たっては,顧客サービスを第一に、
- 作業の安全と効率化を図るためにイタリア製の垂直式ベガリフトを日本で初めて導入しました。
- 環境と作業性の向上のために粉塵、廃油と廃液の三役を一系統で済ませるバキューム装置を岡山県で初めて導入しています。
- 各種オイルもドラム缶からの給油でなく、空気を噛まないで給油できるシステムという優れもので、整備の安全性を高めています。
両備グループの経営テーマである「安全・安心・エコで健康」にまさに合致したリニューアルとなりました。最先端の明るい整備工場で、技術力を磨いた岡山ふそうの整備工が、両備グループの理念である忠恕(真心からの思いやり)でお客様第一の整備とサービスを施せる体制が出来たと思います。
まさに整備の見える化が図られた整備工場であり、先端且つ先進で環境に優しい安全な整備工場として、「本気!根気!やる気!」で大いにお客様への整備の安心と信頼を更に築き上げたいと思います。
岡山三菱ふそう自動車販売株式会社