和歌山電鐵 社長
小嶋光信
3月11日の東日本大震災とそれに続く福島第一原発事故の半年後、大津波の恐ろしさを彷彿させる山津波や災害が台風12号によって和歌山県や紀伊半島一帯を襲いました。和歌山県でも尊い多くの人命が損なわれ、多くの被害が出ました。心から哀悼の意を表します。
こんな恐ろしいことは二度と起こってもらいたくないという願いと、一日も早く復興されることを願って、たま駅長代理と一緒に、和歌山県の仁坂知事に義援金100万円を寄付させていただきました。
このお金は、北は北海道から南は九州福岡まで、この一年間に行なった約30回の地方鉄道再生の講演会で私がいただいたものです。たま駅長を誕生させたことでたま駅長が大活躍し、地方鉄道再生のシンボルになったことから、私が講演にお呼びいただき、私が講演料をいただいていますが、これはいわばたま駅長が努力したのと同じようなもので、「たま手箱基金」を創って、いただいた全額を貯えておきました。その基金を、この度の和歌山県の大災害復興支援に使っていただこうと寄付することにし、たま駅長代理と一緒に仁坂知事に手渡しさせていただきました。
仁坂知事から素早い災害復興のご努力をお聞きし、和歌山県経済の隠しタマの珠玉のブランド柿「夢」を頂戴して、確実に和歌山電鐵を再生することとともに和歌山県への観光誘客をお約束して帰りました。
このご寄付が、年末年始に向けて少しでも被災地のみなさんの心の糧となれば幸いです。