「第一回 スーパーマーケットお弁当・お惣菜大賞」全国2位!!「岡山和風ラーメン」

この度、両備ストアカンパニー商品開発部が手がけたプライベートブランド「岡山和風ラーメン」が、新日本スーパーマーケット協会主催「第一回 スーパーマーケットお弁当・お惣菜大賞」麺部門で準大賞を受賞しました。

受賞のことば
両備ストアカンパニー
商品部 商品開発担当
児玉 知子

「岡山和風ラーメン」開発にあたって

日々商品開発する中でこの「岡山和風ラーメン」がこんな賞に選ばれ王冠をいただくなど想像もしていませんでした。
今年1月下旬に、「両備様の岡山和風ラーメンが残念でしたが準大賞でした」との一報を電話で受けましたが、電話を切った後も信じられなくて、再度電話をして確認したものです。

2008年から販売しているこのラーメンの開発に至るまでの経緯ですが、当時、惣菜センターではレンジアップで簡単に利用できる「うどん汁」を製造し、店舗へ搬入するための開発を手がけていました。日持ちをさせるため、真空殺菌をするものの真空機にかけると低温で沸騰し噴きこぼれてしまうため、あらゆる試行錯誤を繰り返した末、やっと解決しました。ところが、惣菜センターの誇る最新鋭のスチームコンベクションで殺菌しても、通常の温度帯ではゼラチンが固まらない! 四苦八苦の末「ゼラチンは68度」以上の温度を与えると固まらない事を学習し、低温殺菌製造での「ゼラチン汁」の出荷にたどり着きました。

そこで、この「ゼラチン汁」がお客様に受けるなら、この汁を活かさない手は無いと「レンジで簡単」「持ち運び便利」の発想からレンジでチン!の商品「つゆだくおでん」「七草雑炊」…と開発販売する中で思い付いたのがラーメンでした。うどんで出来るのだから「ラーメン」だって可能なはず?…と。

ラーメンならば岡山=瀬戸内=豊富なお魚=魚介だし! 当時ラーメンは豚骨スープが主流の中、商品化するなら絶対「魚介だし」と決めスープを検討。ありました!「煮干風味」の効いたラーメンスープ。これに決めた!! かつお節、そして鯖節の天然だしで「だし汁」を取り、煮干風味の効いたクセに成りそうな美味しいゼラチン汁。麺を厳選しこれで完成!! 「食べていただけば、きっとこの口に残る独特の風味がクセになる」と期待をして送り出したものです。

結果、ロングランの商品となり、今も多くのお客様に愛される商品に成長しています。そして今回「王冠」をいただきました。
製造現場の皆にいち早く「私たちが造っている岡山ラーメンが全国2位になったよ!!」と伝えると、「わーすごい」「まだ食べて無いけど、買ってみよう」」と拍手で共に喜びました。早朝から頑張っている人たちのためにも、これからもお客様に愛される商品づくりに心がけていきたいと思います。

そして私も皆に笑顔をくれた「岡山和風ラーメン」にご褒美をあげたいと思います。

両備ホールディングス
両備ストアカンパニー