人間の一番の宝物は家族と健康!

両備健康づくりセンター理事会長
小嶋光信

水と空気のように、健康な時には健康がどれほど有難いものかを感じないものです。
人間は痛い目に遭わないと、変わらないと言いますが、私も3年前、前立腺がんが人間ドックで運よく見つかり、9月に手術し、その後の養生で運動不足になり、その年の年末に椎間板ヘルニアのレーザー手術をしました。人生で初めて入院して仕事を休みました。健康には人一倍気遣って、運動もしていましたが、改めて健康の大事さを再確認するとともに、もう痛い目は勘弁!という気持ちでいっぱいです。そのために、積極的に生活習慣を直す努力をしています。

両備グループでは、経営理念である「忠恕=真心からの思いやり」で、経営方針でも社員への思いやりとして「社員の幸せ」を謳い、その実現を願っています。

幸せは決して誰かがくれるものではなく、自らの努力で手に入れるものです。それを「個人業績=健康×能力×やる気=社員の幸せ」という幸せの方程式で表し、まず健康の維持・確保が幸せの源であると示しています。

何故これほどまでに当たり前の「健康第一」を述べるのかというと、日本が先進国の中で最も成人病の発症、若しくは未病の割合が多く、生活習慣ができていないと感じるからです。お腹が膨れれば良いと思って食生活を考えない、運動をしなければ健康を維持できないのにマイカー通勤で歩かない、これでは病気になるのが当たり前です。それでいて、寿命が長いということは一体何故かというと、男性では死ぬ前7年間寝床で臥せって、家族に迷惑をかけて終えているということなのです。人間の一生はピンピンコロリが理想ですが、現実は大違いです。

例えばメタボ、糖尿病、うつ病や認知症は、食べる量は変えずに、まず野菜からしっかり噛んで食べるだけで、血糖値の上昇を抑え、そのメカニズムを通じて色々な病気を抑制するのです。どっちから食べても胃の中に入ったら一緒と思っているでしょうが、実は違うのです。

昔はお祖父ちゃんやお祖母ちゃんや両親から、体に良いから野菜を食べなさいとか、惣菜から食べて、ご飯は最後に腹八分目にしなさいと言われましたが、そんな会話は現在の核家族では死語になっているのかもしれません。
そのお祖父ちゃんやお祖母ちゃんや家族に代わって、両備健康づくりセンターでは、全国でもいち早く35歳以上の社員に人間ドック受診を義務づけ、両備健康塾でメタボ予防を啓蒙し、悪くなってからの健康管理ではなく、これからは若い時からの健康づくり意識の定着を行います。

家族ともども健康を大事にしましょう!

両備健康づくりセンター
両備グループ