サルボ両備 社長
小嶋光信
6月27日(金)、待ちに待った「パヴァリエ ローズマインド福山SA上り」の施設が完成し、皆を激励しようと、グランドオープンのキックオフに出かけました。
パヴァリエとは、ナショナルブランドや地域有名店のあるショッピングや飲食が楽しめる複合型商業施設を表し、単に通過型ではなく、目的地にしていただきたいという思いを込めたSA最高水準の施設のことです。
ローズマインドとは、戦後福山の復興のシンボルとして市民の皆さんに長年親しまれてきた言葉で、「思いやり、優しさ、助け合いの心」という意味です。まさに両備グループの経営理念である「忠恕=真心からの思いやり」につながる素晴らしい愛称です。
高速道路から福山SA上りへのアプローチを入っていくと、バラ園の横にバラをテーマにした清楚で優雅なパヴァリエが見えてきます。アッと息をのむ風情です。
NEXCO西日本管内では初めてのマグドナルド出店が実現し、その清楚な建物の一角に真っ赤な壁と黄色のMの文字のアクセントを添えて、思わずワクワクする施設となっています。
思えば改装中はお客様に大変ご不便をおかけしました。年末年始の多客時に外のテントにできるレジ待ちの長蛇の列や、フードコートの品数の少なさなどを見るたびに申し訳ないと思いながらのこの数カ月でしたが、そのご不便を払拭するに余りある出来栄えです。
広々と見渡せる明るい店内の床には、バラの鉢植えの埋め込みがあって、店内まさにテーマ通り、バラの雰囲気でいっぱいです。
フードコートには洋食の「キッチン夢二」、瀬戸内海の鯛など地産地消の食材での和食の「はむら茶屋」、年間10万杯も売り上げるという尾道ラーメンやうどん、蕎麦と、麺ならお任せの「瀬戸内の麺処」、山陽自動車道初出店の「大阪王将」など思わずお腹がグーッとなりそうなレパートリーです。
テイクアウトには、長州赤どり「鳥政」、たこ天「たこ楽天」に、お好み焼き「福焼」などつい手が出るラインナップです。
スイーツ「モントレゾール」のマイナス45℃のアイステーブルで作られた小豆島の両備ベリーファームで採れたブルーベリージェラートは抜群のおいしさでした。バラの香りの紅茶にシフォンケーキも、思わずホワッとするひと時を楽しめます。
おみやげコーナーも、「にしき堂」の生もみじや、地元「虎屋」の人気商品のどら焼き「虎ちゃん」など楽しさいっぱいです。
ショッピングコーナーは、福山市「ばらグッズ福山フレンズ」の認定商品や、バラがテーマの商品コーナーなど、福山ならではの品揃えとなっているほか、日本全国の美味しい、隠れた逸品や、地元「倉橋島ちりめん」など、思わず手の出る素晴らしいエリアが出来ていると思います。
女性の感性をいかんなく発揮した店内のディスプレイは、ほのぼのとしており、運転につかれた心を癒してくれます。
このキックオフで本当に嬉しいことがありました。私がキックオフ当日に福山SAに行くと知って、西日本高速道路サービス・ホールディングスの高橋誠社長が予定を全て変更されて急きょご出席くださいました。本当に恐縮し、感激しました。この気持ちに応えるためにも日本一のサービスが出来るパヴァリエを目指します。
このキックオフには、たま駅長代理とともに、福山市のローズちゃんや、マクドナルドも参加して華を添えてくれましたし、両備グループのバンド「オルケスタ・デ・ブルースプリングス」も演奏のため遠路より参加してくれて、素晴らしい、心温まるイベントになりました。
百聞は一見にしかずで、皆さんのお越しを心からお待ちしています。