両備グループ代表兼CEO
小嶋光信
昨年8月にスタートした女性管理職・経営職養成講座が5月27日に9ヵ月の特別研修を終え、第一期生が見事に巣立っていきました。
昨年の開講式では、期待より不安で緊張した面持ちの皆さんでしたが、一人一人に修了証書を渡しながら目を見ると、皆さん終わったという安堵感と希望で輝いていました。
両備大学としての経営管理基礎講座は、通常3~4年掛かって卒業することで管理職への登竜門となっていましたが、女性管理職と経営職の場合は、ごく少数の幹部候補生しか受講していなかったので、この講座を凝縮して9ヵ月で促成栽培して育てようとのプログラムでした。財務分析、マーケティング、リーダーシップ、情報システム概論という4つの必須分野を両備の教育・講師陣が受け持ってくれましたが、極めて効果的に、また皆さんの勉学心をくすぐってくれたようで、大変感謝しています。
女性管理職・経営職を通常のOJTで育てるのは、男社会になっている企業風土では難しく、独自の仕組みを創らなければと思いましたが、案の定でした。
修了式の後、車座で開催した懇親会で皆さんのスピーチを聞きましたが、「講座を受けて、上司に報告することで、コミュニケーションがシッカリとれた」、「他の部署の皆さんとのネットワークでモチベーションがあがった」、「管理する、経営するという意味が良く分かった」と異口同音に語ってくれ、管理職・経営職にチャレンジしていこうという意欲を感じました。
昨年5月のキックオフ会での髙島屋 肥塚専務の講演で、家事と事業への取り組みと対応は、男性でも乗り切れるかどうかという壮絶な内容で、甘えがいっぺんに吹き飛びました。
開講式の懇親会で提案があった「婚勝プロジェクト」も即実行で活況を呈しています。
両備グループに新たな発展を導いてくれる勇士(勇女かな!?)が育っていくことが確信でき、これから両備大学院である両備グループ青年重役会(通称JB)制度も特別プログラムを組み、通常1年で取り組むところを2期に分けて半年で実行し、マネージメント・エクスペリエンス(ME講座)で会社設立から、成長もしくは倒産までのシミュレーションを体験して、各職場で実地訓練に入っていく予定です。
※ この研修の開校式の様子は下記の如くです。
代表メッセージ
女性管理職・経営職を10年で10%に!- 両備グループ女性管理職・経営職養成講座開講へ、キックオフ!-
両備グループ