両備グループ代表兼CEO
小嶋光信
この度、シャープの太陽光発電の架台のパーツづくりに、タレットパンチプレス(通称”タレパン”)という板金の打ち抜き機械と、本格的な曲げ加工に使うプレスブレーキを各一台導入し、金属加工業に進出しました。
このタレパンは多品種少量生産に小回りが効く優れもので、特に架台は屋根の形状でたくさんの種類があり、海外生産ではむしろ効率が悪く、国内で臨機応変に短納期に対応する製品の製造に向いています。
ソレックスの主力は、ホバークラフトやトレーラーの事業と植物工場事業の二つの柱ですが、これに金属加工業を加え、トレーラーや植物工場の部品づくりにも対応させることで、技術力のシナジーのある第三の柱に育てていきたいと思います。
新規事業の機械の稼働式典を6月10日に行ない、来賓のシャープエネルギーソリューション(株)波多専務、(株)ミヤマエ 宮前専務、上田常務と伊部さんをはじめ、ソレックスの社員、幹部全員も参加して新しい技術習得と製品製造の開始を喜び合いました。
この仕事は波多専務と宮前専務のご好意で実現したもので、技術指導を親身にしていただき、感謝に堪えません。お陰様で稼働から3ヵ月、順調に新規事業として定着してきています。
久し振りに工場訪問し、社員、幹部の皆さんのキラキラした眼を見て、新しい仕事に取り組む夢と、期待を感じて、事業の成功を確信しました。