岡山電気軌道社長
小嶋光信
10月14日は「鉄道の日」ということで、JR西日本岡山支社と岡山電気軌道の共催でフェアを開いて3回目になります。
昨年初めてJR岡山支社の伝統ある自社バンド「マリンライナーズ」と両備グループの公式バンド「オルケスタ・デ・ブルースプリングス」が競演しました。2回目となるとお互いの人間関係もノミュ(飲)ニケーションが出来たのか、絶妙なコンビネーションになってきました。観客も昨年の2倍以上になったような気がします。
毎年同じことをすればマンネリになるということで、昨年大道芸を社員から募ってやりましょうと提案したところ、両備システムズのメンバーが参加してくれましたし、今年はお互いに参加している「うらじゃ踊り」でこれまた初めてJRさんと両備グループの共演をすることが出来ました。
また岡山駅前広場だけでなく、岡山電気軌道の東山車庫においても同時に催しをして、路面電車「MOMO」の展示や電車の運転体験、ミニ「MOMO」の運行に加え、今年は県警音楽隊の勇壮な演奏と、パトカーと白バイや岡山市消防局の救急車の展示が行われ、昨年よりかなりの多くのお客様にご参加をいただきました。室内にて行われた懐かしい岡電番町線や伯備線のSLなど、マニアのご協力による試写会には、満員御礼のお客様で、皆さん昔に帰って楽しんでおられました。
鉄道も軌道も、40年来マイカーに押されて、劣勢を余儀なくされていましたが、いよいよこれから「倍返し」です。
明日はいよいよ弊社のデザイン顧問でもある水戸岡鋭治さんによる会心の傑作となるであろうJR九州の「ななつ星」が運行開始します。岡山電気軌道には水戸岡さんデザインの電車が4両、和歌山電鐵には6両3編成と計7つの作品群があります。ななつ星のお兄さん、お姉さん格の電車がいっぱい走っています。もちろんバスもフェリーも水戸岡作品で花盛りです。まさに走る水戸岡鉄道展です。地方における鉄道は単なるA地点からB地点へ運ぶだけでなく、子ども達や観光客に「乗る喜び」「乗る夢」を提供し、地域を活性化させるツールに蘇りました。
いよいよ反攻の時がやってきました!
是非この鉄道の日を楽しんでいただくとともに、皆さんとご一緒に鉄道、軌道や公共交通で、魅力ある岡山や日本を創りましょう!