両備グループ代表兼CEO
小嶋光信
たまルンカードが2年半でなんと20万人を超える会員獲得になり、20万人目のお客様をお招きして記念のセレモニーをしました。まさに驚異的スピードです。10月の終わり頃に20万人突破だろうと思っていましたが、10月3日には早くも20万人を超えて、今日現在で20万4千人に迫っています。
たまルンカードは平成23年4月に両備グループや岡山高島屋が中心になって地域カードとして創られました。当時は自社発行クレジットカード全盛の時代でしたが、岡山県はクレジットカード利用率が全国的に極めて少ない地域で、現金客にもお買い物のポイントをというお客様の声を反映して創りました。
また自社発行カードでお客様の囲い込みを考えて発行された戦略的カードが多いのですが、たまルンカードは地域カードとして皆様に気楽に加入していただけるように、会員資格は、中学生以上なら誰でも入会でき、無料発行という大変手軽なカードとして開発しました。お陰様でこの手軽さが快進撃の秘密だと思います。
このように地域が一体となって、回遊性の街づくりの一環として開発されましたが、さらに、この11月15日には移動手段としての路線バスで、世界初の試みである実証実験を開始しました。
それは、KDDI様と両備情報グループのリオスが共同開発したバスロケとスマホとバス車内に設置したデジタルサイネージを組み合わせて、バスに乗りながら付近のお店のリアルタイムな情報を無料アプリの「まゆせチャンネル」からダウンロードして回遊性を高めるというツールで、この実用化により、さらに効果的に回遊性を演出できると思っています。
来年の11月にはいよいよ岡山駅前に超大規模店舗のイオンモールが開店します。この集客力を岡山駅前地区の発展ばかりでなく、表町商店街へも「まゆせチャンネル」とこのたまルンカードで回遊性を高められるように、来年の5月までの世界で初めてという実証実験を活かしていきたいと思っています。
これらのシステムが岡山の発展に少しでも寄与できればと願っています。