第3回 岡電バス労使技能コンテストが労使一体で開催!

岡山電気軌道                                                                                                 

社長 小嶋光信

中国バスの運転技能コンテストに触発されて、前・労組委員長の成田さんが中心となって始まった岡電バス労使技能コンテストも早や3回となりました。猛暑が続く今年は9月中旬ながら厳しい暑さの中、きびきびと両備グループのバスユニット幹部も一緒になって、運転・接遇の競技と点検・非常時対応の競技とに分かれて、熱心に取り組んでいました。

今回のポイントは、岡電は同盟系と総評系の2組合が存在し、今までは全社一丸となった両備型の労使一体の活動が難しかったのですが、私鉄の皆さんも競技で車内のお客さん役を演じてくれるなど、だんだん全社一丸の形が見えてきました。

私としては、全員大事な社員の皆さんであり、両備グループの経営理念は「忠恕=真心からの思いやり」で社会のお役に立ち、「お客様第一」の安全(S)・サービス(S)で「日本一の運輸企業」を目指して生産性(P)をあげて、その結果「社員の幸せ」を実現することが使命ですから、SSP-UPが労使一体で進んできていることに大変喜んでいます。

両備グループのSSP-UP運動を始めた経緯は、旧両備運輸のトラック部門で事故があまりにも多いので、運転技能と運輸の品質を高める社員教育を約40年前に始めたことで、その時から安全やサービス、生産性は労使一体になってやらねば効果が上がらないということで「日本一の運輸企業」を目指しました。当時の両備運輸のトラック部門は10万キロ当たり0.4件以上の事故率で、「こんな事故の巣窟のようなトラック会社が日本一などになれるものか!」と笑われましたが、お蔭様で今日では日本でトップクラスの安全な両備トランスポートカンパニーとなりました。

きっと岡電バスも労使一体となって本気で取り組めば、日本一の安全なバス会社となるのも夢でないと思います。その日が来ることを心待ちにしています!

岡山電気軌道