嬉しい訪問者 世界フィギュア銀メダルの高橋大輔選手

岡山県スケート連盟 会長  
小嶋 光信

仕事でバタバタして、ホームページに公開するのが遅れたのですが、嬉しい話なのでお許しください。

高橋大輔選手は倉敷出身です。小学生のころ岡山県スケート連盟の佐々木さんが発掘し、長光コーチ(写真右)が育ての親となって、今年3月、念願の世界フィギュアスケート選手権で日本男子最高位の銀メダルを獲得しました。

世界を飛び回って多忙な中、5月8日、両備ホールディングスの社長室を訪れてくれ、岡山県庁で石井知事からの岡山県スポーツ特別顕彰の表彰を受けに帰ったしばしの時間を一緒に過ごすことが出来ました。

スケートというとお金のかかるスポーツで、お金持ちしか出来ないスポーツと思われがちですが、岡山県のスケートはほんとに普通の家庭の子女のスポーツです。大輔さんの家庭もまさしくその通りで、スケート靴は高いので、練習ではつぎはぎだらけのスケート靴を隠すようにはいていました。その姿を連盟の役員が見て、みんなでお金を出し合って世界ジュニアに送り出し、日本人初の優勝をしたというエピソードの持ち主です。

岡山市岡南町にある岡山国際スケートリンクの長谷川社長が年間通してスケートリンクを開放してくださっていること、倉敷市連島町にサンピア倉敷アイスアリーナがあることが、岡山県内でスケートが出来る最も大事な要件です。
スケートリンクがあること、優秀な指導者がいること、そして本人の資質と、家族共々の努力が優秀な選手を育てるのです。

温暖で「晴れの国岡山」がスケート王国に食い入るとは、岡山国体を目指して、彼を発掘したときには思いもよりませんでした。今は、彼に続く若い選手がたくさん育っています。

私が連盟の会長として最も彼を高く評価するところは、華麗なステップや、4回転ジャンプだけでなく、彼の優しい、日本のトップに立っても謙虚な人間性です。そして、忙しい最中でも地元岡山を大事にしてくれる人柄です。

ぜひみんなで高橋大輔さんを応援してあげてください。