「おりんぴあどりーむせと」でキッズわくわく船内MEGURI!港と船が大賑わい! 日本旅客船協会「海の日:第24回小学生乗船無料キャンペーン」

両備グループ
代表兼CEO 小嶋光信

今年の「海の日」も毎年恒例の「小学生乗船無料キャンペーン」のイベントが全国30都道府県の69事業者86航路で一斉に行われました。今回で24回目となります。

昨年、新型コロナウイルスが5類へ移行して人流制限が解かれたことで昨年、今年と参加航路数も大幅に増え、少しずつ賑わいを取り戻してきました。

海の日は1876年に明治天皇が東北を巡幸された際、灯台視察船「明治丸」で7月20日に横浜港へ入港された史実から1941年に「海の記念日」として制定され、1995年に祝日化されて毎年7月の第3月曜日となっています。「海の日」は「海の恩恵に感謝するとともに海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨としていますが、この小学生乗船無料の試みは有体に言うと海洋国でありながら子どもたちが陸上のプールで泳ぐようになり海では泳がなくなって、どんどん海から遠ざかっているので、もっと身近に海の楽しさや海の恵み、海の安全さを感じて欲しいという願いを込めて、日本旅客船協会で取り組んでいるキャンペーンの一つです。

国際両備フェリーが所属する(一社)中国旅客船協会では定期航路を運航する全22業者30航路が参加しました。

両備フェリーユニットとしては国際両備フェリー、神戸ベイクルーズ、津エアポートラインが参加し、今年は小豆島航路で7月13日、14日、15日の3日間実施しました。

国際両備フェリーでは、「岡山―土庄航路」の新岡山港で、恒例になった催事「港のマルシェ」が開かれ、「たまルンポイント200ポイントプレゼント」企画のほか、多くのキッチンカーの出店やキリンビバレッジさんの特別販売、興陽高等学校の生徒さんが育てたモモや卵、野菜の販売もあり飛ぶように売れていました。

また、定期船の「おりんぴあどりーむせと」では1日船長のほかに「船や海、未来のテクノロジーを学ぶ」ということで「無人運航船セミナー」や操舵室見学、ワークショップが開催されました。

また、昨年から始めた「海の日クルーズ:瀬戸内海特別クルーズ」も大盛況でした。

「池田―高松航路」では、船長体験「ミニ船長の海の旅」や、こくさい丸フォトコンテスト「海の間違い探し大冒険」や夏の風物詩「新ちゃんのめだかの学校」で賑わいました。

神戸ベイクルーズでは7月15日に乗船記念としてポストカードをプレゼントしたほか「こどもわーくin神戸2024」「みなとゆかたび納涼さんぽ2024」が開催されて、お客様も大いに楽しまれていました。

津エアポートラインも7月15日に「のりものシール」や「オリジナルうちわ」をプレゼントして、オリジナルグッズが当たるなど工夫を凝らしていました。

一昔前は、夏になると瀬戸内海の沿岸や島々の海水浴場が賑わい、船も数多くの子どもたちの歓声で賑やかでしたが、また再び子どもたちが海に親しみ、真っ黒に日焼けして逞しく育っていってくれることを心から願っています。