和歌山電鐵
社長 小嶋光信
和歌山電鐵と銚子電気鉄道は、南海22000系の流れをくむ同じ形式の車両を導入するご縁でこの11月5日の貴志川線祭りで姉妹鉄道として「あきらめたらおしまい(姉妹)鉄道提携」の締結調印式をしました。
お互いに厳しい地方鉄道の経営ですが、アイデアを絞り何とか経営を維持するだけでなく、全国に、世界に情報を発信して生活交通の維持と共に地域の観光やインバウンドの誘客にも頑張っています。
式典には鶴保参議院議員や尾花和歌山市長、和歌山県や紀の川市の幹部の皆さんと「貴志川線の未来を“つくる”会」の木村会長にはご多用のところご臨席いただき、華を添えていただきました。
和歌山と千葉、銚子は関係が深く、古くから漁業を発展させていた紀州人が黒潮にのって房総に移住してイワシ漁などを発展させ、醤油は発祥の地:湯浅の浜口儀兵衛が銚子に移り住んで始めたものです。
地名も白浜や勝浦なども似たものが多いと言えます。
銚子電鉄には海鹿島(あしかじま)への駅があり、竹久夢二の「宵待ち草」が生まれた地でもあり、銚子電鉄の竹本社長も私の高校、大学の後輩ということで、色々と繋がりにご縁を感じます。
姉妹鉄道提携内容は、
1 車両維持に必要な情報交換
2 両社社員の人事交流
3 コラボレーショングッズ販売
4 グッズ販路協力、イベント協力等
5 乗車券交流
として、共にお互いの鉄道と沿線の宣伝や広告に協力していきたいと思います。
是非銚子電鉄のヒット商品のぬれ煎餅にあやかり和歌山のお醤油で「和歌山ぬれニャン煎餅」を創り、ヒットさせたいものです。
ニャンと素晴らしい姉妹提携で、「ニタマ駅長」「よんたま駅長」も署名に立ち会いをして大喜びで、これからはお互いに「和歌山ニャン鉄」「銚子ニャン鉄」と呼び合うことで楽しさが湧いてくるかもしれません。
皆さんのご声援をよろしくお願いします!