両備グループヒューマントレジャーセンター

代表理事 挨拶

両備グループは、1910年の創業以来、今2022年まで112年の歴史を持っており、現在では、交通運輸系として「トランスポーテーション&トラベル部門」、情報系として「ITC部門」、生活系として「くらしづくり部門」と「まちづくり部門」、そして「社会貢献部門」という4つの事業セグメントを中心とした生活総合産業としてあらゆる業態の傘下企業約44社・社員約8,200名を有する企業集団です。

両備グループは「忠恕=真心からの思いやり」を経営理念として、社会のお役に立ち(社会正義)、お客様に喜んでいただいて(お客様第一)、その結果として「社員の幸せ」が達成されることを経営の目標にしています。
従って、「忠恕」の心を育てること、社会やお客様への思いやりには「人づくり」が最も大事だと思っています。

そのために、両備教育センターが1985年1月5日に設立され、その当時、グループ傘下企業の中でも大手の交通運輸系企業であった両備運輸㈱、岡山交通㈱、岡山タクシー㈱のタクシー・トラック乗務員等の能力開発・資質の改善、更には、お客様に対するサービスの向上等を目的に、主として乗務社員等採用時の新任基礎教養・接客研修・安全研修などの研修の実施、他方では、グループ内全社員を対象としたME研修(経営体験講座)・QC(小集団活動活性化)研修、年金ライフプランセミナー等の研修を実施していました。

その後、長引く深刻な経済不況の下での将来展望に立ち、グループ内全社の発展・繁栄を期するための新たな経営方針を模索した結果、他の企業に見られるような「成果主義」を排しての新たな「能力主義的安心雇用」のプラットホームを敷いての経営を行うとの方針を示しました。「経営の最大資源は人財の育成なり」として、グループ内の全社員を対象とした総合的な教育機関の設置が必要であり、既存の両備教育センターの組織構成・任務を大幅に拡大・充実していくこととなりました。

こうして、2018年4月に「(旧)両備教育センター」を「両備グループヒューマントレジャーセンター(略称「HTC」)」と「両備グループSSP-UPセンター(SSP-UPセンター)」に組織改編し、2019年12月に岡山市北区磨屋町 岡山ニューシティビル3階に移転しました。以後、グループ内全社員の能力開発・資質等の改善に向けての研修(講座)は全て当センターで行っています。

両備グループの経営方針である「社員の幸せ」を達成するために、社員の幸せの方程式である「健康×能力×やる気=社員の幸せ」を徹底しています。両備健康づくりセンターでの健康の自己管理教育、両備グループヒューマントレジャーセンターにおける両備大学(経営管理基礎講座)や両備大学院と言われるJB制度などのコーポレートユニバーシティでの能力アップと、職場の適切な労務管理でやる気の確保を図っています。

両備グループの「社員の幸せ」は、甘えた社員を作るのではなく、自らの努力と自己管理、健康維持と能力開発で、いつもやる気いっぱいの社員を育てることです。一生、他人に迷惑をかけずに、自らの努力で幸せを掴み取る人財の養成を目指しているのです。これが能力主義的安心雇用の本来の意味です。努力をせず、組織にぶら下がって、仲間の努力に乗っかっているだけの社員をなくし、全従業員を自律した、素晴らしい人財に鍛えあげることこそが実は本当の「社員への思いやり」なのです。

事業概要・組織

1 事業概要

両備グループヒューマントレジャーセンターは、両備グループの総合的な教育機関として、グループ内全社員の能力開発・資質等の改善に対する使命を有していることから、毎年、グループ内各社採用の新入社員基礎研修に始まり、将来、グループ内44社のトップたる専務・常務・執行責任者等の管理職となることが予想される上級幹部社員に対する部長級研修にいたるまでの、階層別一貫教育を実施しています。

近年の新型コロナウイルスによる経済不況の中でピンチをチャンスとすべく、働き方を大きく変え、生産性を上げ、付加価値の高い仕事へシフトできる人財育成を目指すとともに、更なる忠恕ブランドの推進を図るべく、経営管理基礎講座「財務分析・マーケティング・経営戦略・組織人事=4講座」(通称:両備大学)、人事・労務・財務研修、アンダー30活動、アンダー25活動、おもてなし研修、DX推進人財育成研修等、現在約40種の研修(講座)を年間計画により、グループ内各社の要望等を踏まえつつ、ほぼ連日にわたり各種の研修(講座)を実施しています。

2 組織

(1)両備ハッピーライフ 役員
代表理事 小嶋 光信  (両備グループ代表兼CEO)
専務理事 松田 秀生  (両備グループSSP-UPセンター長)
専務理事 藤原 剛司  (両備健康づくりセンター長)
専務理事 江本 吉弘  (両備グループヒューマントレジャーセンター長)
理  事 20名   ※役員には、グループ内各ユニット長が就任

(2)両備グループヒューマントレジャーセンター メンバ
センター長、主席研究員、主任研究員、一般職員、
及び嘱託職員の8名