両備グループからのメッセージ

 

110年の感謝を伝えたい

 

2020年、両備グループは創立110周年を迎え、2021年は111周年となります。
1910年に西大寺鐵道として誕生してから、地方公共交通を主軸に、汗と知恵で様々な生活産業へ多角的に成長をつづけてまいりました。

そして現在では、トランスポーテーション&トラベル部門、くらしづくり部門、まちづくり部門、ICT部門の4つの事業セグメントと、社会貢献部門を加えた5部門で事業を展開し、世界でも類を見ない珍しい事業ポートフォリオを有するグループとなりました。

すべては、地域、お客様、パートナー企業、社員をはじめ両備グループに関係する全ての皆様の支えの賜物だと考え、深く感謝をしています。

 

先が見えないからこそ、
大切にしたい「思いやり」

 

そのような中、世界は今、大きな「不安」に満ちていると思います。
外部環境の変化により、不確実で不安定な世界では、何が正しいのか、何を正解とするのか、残念ながら、その答えは誰も持っていません。
ですが、厳しい今だからこそ、ずっと変わらない価値観である「忠恕」の精神を一層深めて、思いやりで地域を照らしていきたいと考えています。

そして、両備グループの多様な事業ポートフォリオ、それらをつくり上げ、守り、さらに発展させていく「人」の存在が、新たな価値の創造を生みだし、地域のお客様へ提供することで、厳しい時代を乗り越えていけると思っています。

 

次の100年に向けて「夢」をもとう

 

次の10年、100年に向けて、各事業で共通して進めているのは、1つは事業同士のコラボレーションによるシナジーの発揮です。
両備グループの様々な事業が相互に結び合うことによって生まれるシナジーは、お客様へ新たな付加価値をつけたサービスの提供につながります。
2021年夏に完成予定の「杜の街」は、岡山市中心部にありながら、緑豊かで環境に優しく、新しい豊かさを提案できる、両備グループの多様なサービスが集約した、見たこともない街ができあがる予定です。両備グループが進める「歩いて楽しいまちづくり」「子どもも楽しいまちづくり」の実現を目指しています。

そしてもう1つ、次代に向けて大切にしていることは「夢」をもつことです。すべては人のために会社という組織はあります。
その一人ひとりの存在が会社を形成しており、一人ひとりが夢を持つことで会社も大きな未来を描くことができるのだと思っています。一人でできないことも、1万人の仲間と、先人が積み上げてくださった信用があればできないことは無いと思います。
私は、夢を持つという価値観、そして一人ひとりのストーリーを大切にしたいと考えています。

100年以上にわたり支えていただいたことに感謝をしっかりと抱きながらも、既存事業にとらわれることなく、新たな価値を創造し、次の100年を皆さんと一緒に、皆さんの夢と共に、想像もつかない世界へ向かっていきたい、そう強く思っています。

 

両備グループ グループプレジデント
両備ホールディングス株式会社 代表取締役社長
松田 敏之