玉置 彩華

現在はどのようなお仕事をしていますか？

貸切バス、ハイヤー、ジャンボタクシーの手配業務や運行管理を担当しています。手配業務では、お客様のご要望を詳しくヒアリングした上で、最適な車両や運行内容をご提案し、見積書を作成します。お客様からのご予約をいただいた後には、運行指示書を作成し、乗務担当社員と運行内容の詳細な打ち合わせを行ないます。
安全で円滑な運行を実現するためには、運行管理が非常に重要です。乗務担当社員の始業・終業の点呼を実施し、車両の定期点検や車検が予定通りに行われているかも確認しています。運行に関わるすべての事務作業や調整も、スムーズに進行できるよう細心の注意を払っています。　　　　　　　　　　　　　

最初にタクシー業界を知ったきっかけ、岡山交通に入社をしようと思った理由もおしえてください。

タクシー業界の魅力を実感したいと思った。

元々観光業に興味を持っていましたが、コロナ禍の影響で観光業の新卒採用が中止されたため、他業界でのインターンシップ経験を通じて、普段あまり利用しない乗り物の裏側に興味を持つようになりました。タクシーは、観光客や地元の人々にとって欠かせない移動手段であり、多様な体験が広がる魅力的な業界だと感じました。普段見えない部分を知り、実際にその魅力を実感したいと思い、タクシー業界に飛び込むことを決めました。特に岡山交通には、岡山の魅力を伝える「ランチプラン」や「ぶらり旅」という商品があり、私自身もこの仕事に携わってみたいと思ったことが入社を決めた理由です。この経験を通じて、観光業における移動の重要性を再認識し、「快適な移動」を提供できる存在として成長し、多くの人々に喜ばれるサービスを提供したいと考えています。

なるほど、タクシーには観光の要素もあるのですね！ では入社をしてから、大変だと思ったお仕事はありましたか？

お客様の状況を把握し、多岐にわたる準備をすること。

入社後、両備タクシーセンターに配属され、お客様からのタクシー注文を受け付ける業務を担当しました。毎日、多くのお客様と電話でやり取りをする中で、相手の状況を正確に理解することの難しさを感じました。特に音声が悪い状態で情報を聞き取るのが苦手で、地名を聞き間違えて誤った場所にタクシーを手配してしまうことがありました。そのため、間違いやすい地名をリスト化し、再発防止に努めました。

現在は、両備タクシーセンターで得た知識や経験を活かして観光部で働いています。当初は旅行プランの企画が主な業務だと考えていましたが、観光部の仕事はお客様の車両手配や営業、バスのお見送りなど、想像以上に多岐にわたることを実感しています。そのため、観光地に関する知識だけでなく、道路や交通ルートについても詳細に把握し、情報収集を行う重要性を感じています。また、お客様や乗務担当、上司や同僚など、運行に関わるすべての方々に分かりやすく説明することの難しさも実感しています。

では逆に、玉置さんの今の業務のおもしろさや魅力もぜひお聞きしたいです！

お客様との接点を通して、成長していく。

両備タクシーセンターと観光部、それぞれの業務には異なる面白さとやりがいがあります。両備タクシーセンターでは、さまざまなサービスを提供しているため、覚えることが多いですが、毎日、お客様と異なる内容の会話を通じてどのように説明するかを考えて対応することが難しくもあり、自分の成長を感じる瞬間でもありました。また、数多くの注文を配車した時には、大きな達成感も感じることができました。一方、観光部では、サービスの受注から金額の請求までを担当し、非常に責任感が求められますが、その分やりがいも感じています。お見積もりから運行に至る瞬間や、新規の受注をいただけたときには、この仕事をしていてよかったと実感します。両方の業務に共通して、お客様との接点を大切にし、達成感や喜びを味わうことができる点が、岡山交通の仕事の大きな魅力です。

今、岡山交通は若い力で「質で日本一」を目指しているとお聞きしていますが、それに付随して会社やご自身が取り組んでいることなどあればおしえてください。

岡山の魅力探しと資格取得に挑戦。

最近は外国人観光客が増えてきており、英語の重要性はより高まっていますが、岡山交通では社内独自の英会話講座を開講しています。乗務担当社員が外国人のお客様を送迎するときに必要な英会話を中心に授業をしているため、すぐに仕事で取り入れることができます。

また私は海外に友人がいるため、お互いの近況など連絡をしながら情報交換をしています。文化の違いや海外から見た日本や岡山の魅力を掴み、知識量を増やし、仕事に役立てたいと思っています。今後は、運行管理者や総合旅行業務取扱管理者を取得して、自分の成長に繋げたいと考えています。