飯塚 拓哉

お客様の利便性を高めつつ、
持続可能な公共交通の実現へ

車検や大規模な整備作業を外部パートナーに委託する場合の事前準備のほか、オイル交換や臨時修理の対応などを担当しています。外部委託の準備の際には、整備対象の車両を運行管理する方と連携を取りながらスケジュールを調整したり、走行距離によって交換時期が定められているオイル交換は、月に15台から20台程度実施しています。

臨時修理はエンジンのベルト交換やクラッチの修理など車両の構造に関係するものから、両替機や行先表示器などワンマン装置と呼ばれるものの修理があります。この点は普通乗用車の整備とは大きく違うところだと思います。 

みんなの移動を支える仕事で地域に貢献したいと思った。

バスという乗り物が、通勤・通学に利用されたり、お年寄りが病院に通くために乗車したりと、”みんなの移動をた助ける”という大事な仕事だと知り、携わってみたいと思ったからです。
中でも両備グループの岡山電気軌道は、岡山市内に電車とバスを走らせている大きな会社だと小さい頃から認識していたので、この会社なら人の助けになる社会貢献が出来ると思ったからです。また自動車整備に興味があったのも大きな理由の一つです。

最初は定期券の販売から。バス運行の全容を知ることが整備の仕事にも生きる。

私は整備士として入社をしたのですが、はじめて岡山電気軌道に出社した日の最初の仕事が、定期券の学校販売のお手伝いをしてそれからバスの路線見学でした。そのまま初日が終わり整備士して入社したはずなのになあ…なんて思ったりしていました。
今では運行管理者の資格を取って早朝点呼の立ち合いをしたり、臨時バスの整理のお手伝いなんかもしています。一見整備とは関係ないようなことですが、整備の仕事には施設の保守点検も含まれており、バス停も施設の一部となります。バス路線の見学をすることでバス停の場所を覚えることが出来ます。また、点呼の立ち合いや臨時バスの整理を経験して自分の会社の流れを知ることができ、整備作業においても事務の方達や乗務担当社員の方達との連携が取りやすくなります。
最初は自分が思っていた仕事とのギャップを感じましたが、今では様々な経験が今の仕事にも活きていると日々実感しています。

EVバスや故障診断機。技術の進歩にキャッチアップしています!

バスも排ガス規制や安全面が注目されるようになり、ものすごい勢いで技術の進歩が進んでいっています。電子化され故障をしても不具合箇所を特定することが難しくなってきているのが現状です。故障が長引けばその分バスを止める期間も長くなってしまうため運行にも支障をきたしてしまいます。
そうしたこともあり私たちの会社では故障診断機を導入しました。診断機は不具合箇所の早期発見だけでなく故障を未然に防ぐ予防整備にも非常に役に立っています。今後EVバスの導入も検討されていることからそういった先進技術に対応していくことが整備としての今後の課題だと思います。

自分の技術を日々磨けて出来ることが増えていくのが達成感に。

整備士は技術力や経験が重視されます。最初は先輩に教わりながら見よう見まねで作業をすることから始まり、自分で出来る作業が増え、繰り返し作業を行なうことで作業時間が短くなっていき、自分自身の整備の腕が日に日にあがっていくことを身をもって実感できるので、そこにやりがいとおもしろさを感じます。
また経験を重ねることで症状を聞いた時に故障箇所の予測も出来るようになり、自分一人で対処出来た時にはすごく達成感を感じます。

8:30
出社
昼まで
12:00
13:00
17:30
退社

MESSAGE

私自身入社をした時点で多少自動車に興味はあったものの知識ゼロの状態でした。それでも先輩たちにサポートしてもらい、働きながら理解を深めて整備士資格を取り、今ではそれなりに仕事を任されるようになりました。整備に興味がある人はもちろんのこと、やりたいことが見つけられてない人でも働いているうちにやりがいや、目標に出会えるあたたかい職場と思っています。
学生の皆さんにも少しでも気になったことには積極的にチャレンジをしてほしいと思います。