CREOインタビュー

「1000億円を動かす」
仕事の流儀と投資哲学。

西村 真吾さん
  • 両備グループ CREO Chief Real Estate Officer:最高不動産事業責任者

マンション事業や賃貸事業、住宅や商業施設、更にはリゾート開発まで幅広く手がける、岡山で唯一の総合ディベロッパー。それが、西村さん率いる「まちづくり部門」のビジネスだ。現在は、国内外でのリゾート開発や投資などの大型案件に取り組んでいる。分析的で冷静、沈着、大きな開発案件を手掛けて「両備の稼ぎ頭」と言われる一方、西村さんは岡山・瀬戸内地域の発展や後輩の幸せを熱く願う。

少数精鋭のチームで大型プロジェクトを動かすその秘訣や、転身を決意させた両備の可能性、そして社員の幸せを追求するリーダーシップまで、西村さんのフィロソフィーについて深堀りしてみた。

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即断即決の
スピード経営。

「たった4人ですごい稼ぐ」って、本当ですか?

はい、本当です。4人ですが、活気があって突出してうるさいチーム(笑)です。実務を主として担当しているのは実質3人で、外部のプロフェッショナルなメンバーやサポートしてくれるメンバーと一緒に事業を動かしています。3人で動かしている規模感でいっても、1000億円を超えています。

          

地方企業でありながら、最前線で戦える両備の武器とは?

オーナーとの距離が非常に近く、意思決定のスピードがものすごく速いことですね。大企業なら1カ月かかることを、この会社なら1時間で決めることができる。そして何より、長年公共交通事業で培ってきた信用力は非常に大きいですね。一度「両備」を知っていただければ、まず信用力はぐんと上がります。ここまで事業を拡大できたのは間違いなくそのおかげです。

          

「時代の変化を読む嗅覚がある」というのが西村さんへの評価ですが、勝負するかどうかを、どう判断するのでしょう?

資料などは、完璧を目指すより、まず50点の出来でもいいので早く提出することをチームに求めています。早く方向性をすり合わせ、共にブラッシュアップしていく方が効率的なので。外資系パートナーと協業するにあたってもこのスピード感は、アドバンテージになります。意思決定を早くする一方、「これを通してはダメだ」という自制も働かせています。失敗しても、「これぐらいで済む」というラインをしっかり引きます。

その強みを最大限に生かして手がけるのは、岡山では「杜の街PJ」やマンション開発、沖縄へのファイブスターホテルの誘致、ニセコやハワイ、ニューヨークでの投資など、国内外にわたる大規模なプロジェクト。なかなかできないようなユニークかつラグジュアリーな案件を手がける手腕が光る。
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瀬戸内愛で、未来を創る。

東京のメガバンクから、両備グループに転身された理由は?

入社を決めたのは、銀行時代の同期である松田敏之さん(CSO)との友情が最大の動機です。仲のいい人と一緒に仕事ができるって、すごく楽しい!
仕事って、どこか部活やゲームに近いところがあると思っていて、与えられたルールの中でいかに楽しみながら挑戦して結果を出すか、そこが面白いところ。両備には、そんな環境が備わっていました。

「岡山を盛り上げたい」という思いもあったとか。

はい、その通りです。愛媛で育った私にとって地元で地域に根ざした交通事業者が象徴的な存在だったように、岡山では両備グループがその役割を果たしている。銀行時代から「地域を元気にしたい」という思いを持っていたので、両備ならそれが叶うフィールドだと感じました。

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目標は、経常利益100億?!

大きなお金を動かしても驕らないですよね!

僕が動かしているお金って、外資系ファンドの様にキャピタルコールで大金を一瞬で集めたお金で投資する話とは違って、バスなどの公共交通に乗っていただいた100円200円の積み重ねです。大切に、あくまでも慎重に運用したい。ドカーンと稼ぐというより、安定的に会社を支える仕組みを作るのが使命だと思っています。2030年までにまちづくり部門で経常利益100億円という目標は、社員の幸せや地域貢献の原資を確保するためでもあります。ある程度のお金がないと、地域の方々の憩いの場となるような質の高いまちづくりも難しいですから。優秀な人財を呼べる環境づくりのための手段でもあります。

1000億円を動かしながらも、それを”預かりもの”と捉えている西村さん。派手に利益を上げることより、会社への恩返しを優先する。スケールの大きい仕事を仕掛けながらも、常に安定や堅実さ、責任の所在を自らの軸に置いている。
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部活のノリで仕事を楽しむ。

両備グループで働く社員が「幸せそうに働いている」と感じるのは、どんな瞬間?

チームのメンバーがワイワイやっている時かな。プラスの話でもマイナスの話でもいいんですが、とにかくワイワイやってくれている時というのは、いいなと思います。「仲間に入れて」って感じですね(笑)。後輩のためにもそういう環境を作りたいと思っています。

どんな若い世代と「ワクワクする未来」を作っていきたいですか?

新しいことに臆することなくチャレンジできる人と一緒に仕事をしたいですね。社員のモチベーション向上の一つに自己成長欲があると思っていて、そこをくすぐるためには、常に変化というか、スケールの違うビジネスに挑戦してもらって、常に刺激を感じられる環境を与えると共にその中で成功させてあげたいと思っています。

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地方から世界へ。
グローバルに投資。

今、練っている構想を聞かせてください。

岡山を活性化させ、四国も含めてうまく回遊できるような瀬戸内リゾート構想も考えています。特に、両備グループの交通事業とのシナジー効果が期待できる瀬戸内エリアで、世界的なプレミアムリゾートっていいと思いませんか?
海外では、ニューヨークでの投資を計画していて何度も訪れていますが、「マンハッタンがバーンと見える、映画に出てきそうな案件にも投資してるんだ」と話したら、「おもしろそう!」って思ってくれるんじゃないでしょうか。
皆さんが見たこともないような景色を一緒に作れるフィールドは、いろいろとできているので、一緒に働きたいという人は、ぜひ両備に来てほしいです。

そんな西村さんご自身の夢は?

1年の半分ぐらい,ハワイでのんびり過ごすのがいいな(笑)

最後に。西村さんにとって、「両備グループ」って、どんな場所ですか

両備は、私にとって「生活の一部」ですね。会社に来るのが嫌だとか、仕事するのが嫌だとかいうことはまずないので、この感覚を一人でも多くの社員が持ってくれるような会社にしたいと思っています。

両備グループCREO
(最高不動産事業責任者)

  • 西村 真吾さん

グループ全体の不動産・インベストメント事業の強化に携わり、岡山・東京を中心に、沖縄・北海道、ハワイ・ニューヨークなどの不動産開発、アセットマネジメントを統括している。